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J-GLOBAL ID：200902229521816138   整理番号：09A0191909

遷移金属錯体によるシアナミドのN-CN結合の開裂

N-CN Bond Cleavage of Cyanamides by a Transition-Metal Complex

著者 (4件)： FUKUMOTO Kozo (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  OYA Tsukuru (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  ITAZAKI Masumi (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  NAKAZAWA Hiroshi (Osaka City Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 1  ページ： 38-39  発行年： 2009年01月14日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは最近シリル-鉄錯体Cp(CO)₂Fe(SiEt₃)(1)を用いて促進した有機ニトリルのC-CN結合の開裂反応を報告した。ここでは遷移金属錯体によるR₂N-CN結合の開裂反応,中間体の単離及びR₂N-CN結合の開裂を含む触媒サイクルを検討した。シリル-鉄錯体(1)とジメチルシアナミドの溶液を水銀アークランプで12h照射し,反応混合物を¹H NMRとGCで分析したところ,収率51%でEt₃SiCNを示し,Me₂N-CN結合の開裂を達成できた。次に中間体の単離を試み,Me₂NCNと(C₅R₅)Fe(CO)(py)(SiR′R′′₂)の反応はN-シリル化η²-アミジノ鉄錯体の単離を導いた。またR₂-CN結合の開裂を触媒反応に拡張し,Fe及びMo錯体によるR-CN結合の開裂に基づく触媒サイクルを提案した。

シソーラス用語： *鉄錯体 ,  カルボニル錯体 ,  *開裂反応 ,  中間体 ,  単離 ,  水銀ランプ ,  光照射 ,  触媒反応 ,  モリブデン錯体 ,  収率 ,  シクロアルケン ,  共役ジエン

分類 (1件)： 鉄の錯体  (CE01091H)

物質索引 (3件)： シクロペンタジエン ,  トリエチルシラン ,  ジメチルシアナミド

タイトルに関連する用語 (4件)： 遷移金属錯体 ,  シアナミド ,  CN結合 ,  開裂