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J-GLOBAL ID：200902229563563590   整理番号：09A0153396

VibrioのVopSによってRho GTPアーゼがAMP化されるとエフェクター結合と下流シグナル伝達が破壊される

AMPylation of Rho GTPases by Vibrio VopS Disrupts Effector Binding and Downstream Signaling

著者 (6件)： YARBROUGH Melanie L. (Univ. Texas (UT) Southwestern Medical Center, TX, USA) ,  LI Yan (Univ. Texas (UT) Southwestern Medical Center, TX, USA) ,  KINCH Lisa N. (Univ. Texas (UT) Southwestern Medical Center, TX, USA) ,  GRISHIN Nick V. (Univ. Texas (UT) Southwestern Medical Center, TX, USA) ,  BALL Haydn L. (Univ. Texas (UT) Southwestern Medical Center, TX, USA) ,  ORTH Kim (Univ. Texas (UT) Southwestern Medical Center, TX, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 323  号： 5911  ページ： 269-272  発行年： 2009年01月09日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Vibrio parahaemolyticusのIII型エフェクターVopSはGTPアーゼ阻害による細胞円形化やアクチン細胞骨格破壊に関与すると考えられている。本研究において著者等は,VopSがRho,Rac,およびCdc42に保存されたスレオニン残基をAMPで共有結合的に修飾することを見出した。HeLa細胞における放射性標識基質解析によって,AMP化されるとRho GTPアーゼと下流エフェクターとの相互作用が阻害されることを明らかにした。この相互作用阻害によってVibrio感染HeLa細胞におけるアクチン集合が阻害された。in vitroにおいてもAMP化は認められ,真核生物の蛋白質が直接的にAMPで修飾されるという分子シグナル伝達の翻訳後修飾法の存在は広範囲に考えられるものであろう。

シソーラス用語： *腸炎ビブリオ ,  *タンパク質 ,  *Rhoタンパク質 ,  GTPアーゼ ,  アクチンフィラメント ,  細胞骨格 ,  化学修飾 ,  HeLa細胞 ,  エフェクタ ,  分子間相互作用 ,  細菌感染 ,  翻訳後修飾 ,  アミノ酸配列 ,  アクチン細胞骨格 ,  cdc42 GTP結合タンパク質 ,  *微生物
準シソーラス用語： *VopS蛋白質 ,  *アデニリル化 ,  Cdc42

分類 (1件)： 微生物感染の生理と病原性  (EG03053T)

タイトルに関連する用語 (7件)： Vibrio ,  GTPアーゼ ,  AMP ,  エフェクター ,  下流 ,  シグナル伝達 ,  破壊