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J-GLOBAL ID:200902229865170504   整理番号:09A0105373

70Kに及ぶ幅の広い熱ヒステリシスループをもつ鉄(II)スピンクロスオーバ錯体

An Iron(II) Spin-Crossover Complex with a 70 K Wide Thermal Hysteresis Loop
著者 (3件):
資料名:
巻: 47  号: 52  ページ: 10098-10101  発行年: 2008年 
JST資料番号: H0127B  ISSN: 1433-7851  CODEN: ACIEAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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N4O2配位のスピンクロスオーバ錯体の中には70Kから最大92Kに及ぶ幅の広いヒステリシスループをもつ錯体が知られているが,それらの結晶のX線構造解析はまだなされていない。そのような錯体として[FeL(HIm)2](1a;L=N2O2配位子,Him=イミダゾール)を[FeL(MeOH)2]とイミダゾールの反応から得た。1aの磁化率を200~350Kで測定し,加熱過程(200K→350K)では314Kで低スピン(LS)状態から高スピン(HS)状態に転移し,冷却過程(350K→200K)では244KでHS状態からLS状態に転移した。したがって,そのヒステリシスループは70Kに達する。このような幅の広いヒステリシスループが生じる理由をX線結晶構造解析(275K)に基づいて検討した。イミダゾール配位子は軸位を占め,内圏N2O2配位子とFe中心との結合距離はHS型Fe(II)錯体の結合距離とほぼ等しく,HS状態であることを示した。1aが幅広いヒステリシスループを与えるのは,スピン転移時に観測される二次元水素結合ネットワーク中でのきわめて協同的な相互作用に由来することを示した。
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分類 (3件):
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鉄の錯体  ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  ,  有機化合物の磁性 
物質索引 (2件):
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タイトルに関連する用語 (4件):
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