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J-GLOBAL ID:200902229957885909   整理番号:09A0040759

ヒトアクチン関連蛋白質,hArp5:核-細胞質間往復そしてDNA修復への関与

The human actin-related protein hArp5: Nucleo-cytoplasmic shuttling and involvement in DNA repair
著者 (11件):
資料名:
巻: 315  号:ページ: 206-217  発行年: 2009年01月15日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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出芽酵母のある種のアクチン関連蛋白質(Arps)は核に局在し,ヒストンアセチルトランスフェラーゼ(HAT)とクロマチン再構築複合体の化学量論的構成要素として不可欠な役割を果たす。一方,脊椎動物の核Arpsの同定とそれらの機能解析は始まったばかりである。著者らは,ヒトArp5(hArp5)蛋白質が核に局在し,arp5Δ酵母細胞がhArp5によって部分的に補足されることを示す。このように,hArp5は脊椎動物の核Arpsの新しいメンバーであり,それは酵母からヒトまで進化的に保存された機能を備えている。本報では,hArp5が核と細胞質間を往復することを示す。さらに,DNA2本鎖切断(DSB)の誘発後,細胞増殖とリン酸化ヒストンH2AX(γ-H2AX)蓄積はhArp5枯渇によって損なわれる。hArp5のhIno80クロマチン再構築酵素との関連とhArp5枯渇によるクロマチン結合hIno80の減少は,hArp5がクロマチンへのhINO80複合体の補充に関与する可能性を示す。hArp5とhIno80の過剰発現はγ-H2AX蓄積を促進させた。これらの知見は,hArp5がクロマチン再構築機構の調節を通してDSB修復プロセスに関与することを示唆する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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