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J-GLOBAL ID：200902230018603052   整理番号：09A0116512

珪藻土は貯穀害虫に対するビテルバルコマイシン(bitterbarkomycin)の殺虫効果を高める

Diatomaceous earths enhance the insecticidal effect of bitterbarkomycin against stored-grain insects

著者 (3件)： ATHANASSIOU C.g. (Lab. of Agricultural Zoology and Entomology, Agricultural Univ. of Athens, Dep. of Plant Sci., 75 Iera Odos, 11855 ...) ,  KORUNIC Z. (Diatom Res. and Consulting Inc., 14 Greenwich Dr., Guelph, ON N1H 8B8, CAN) ,  VAYIAS B.j. (Lab. of Agricultural Zoology and Entomology, Agricultural Univ. of Athens, Dep. of Plant Sci., 75 Iera Odos, 11855 ...)
資料名： Crop Protection  (Crop Protection)
巻： 28  号： 2  ページ： 123-127  発行年： 2009年02月 
JST資料番号： H0443A  ISSN： 0261-2194  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 植物Celastrus angulatusの根から抽出された物質であるビテルバルコマイシン(bitterbarkomycin:BBM)を,貯穀用防除剤として,単独か,珪藻土と組合せて処理したときの殺虫効果を評価した。コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)(甲虫目:ゾウムシ科),コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)(甲虫目:ゴミムシダマシ科),サビカクムネヒラタムシ(Cryptolestes ferrugineus)(甲虫目:ヒラタムシ科)の成虫に対して室内で生物検定を実施した。多量のコムギに,5用量(0.0375~0.0875ppm)のBBM,5用量の珪藻土(71.25~166.66ppm),これらを組み合わせた5用量のBBM珪藻土製剤のいづれかを処理した。処理したコムギに害虫を加害させ,5,7,14日後の死亡率と,50日後の後代繁殖能を評価した。コクゾウムシについては,BBMかBBM珪藻土を処理したコムギでの死亡率は,調べたどの時期でも,珪藻土だけを処理したコムギでの死亡率よりも高かった。BBM珪藻土が≧125ppmでは,この種の個体の>90%は14日後に死亡した。コクヌストモドキについては,わずかな場合を除いて,BBM珪藻土による死亡率は,BBMや珪藻土による死亡率よりも有意に高かった。≧100ppmのBBM珪藻土を処理したコムギでは,14日後の死亡率は>90%であった。サビカクムネヒラタムシは3種の内で最も感受性が高く,BBM珪藻土の用量が最も低いときでも,5日後の死亡率が90%に達した。処理用量を上げると後代の増殖率が有意に低下したが,BBM珪藻土ではこの低下率が高かった。これらの結果は,低用量のBBM珪藻土を利用して,貯穀を加害するこれらの3種の防除が可能であることを示唆した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ニシキギ科 ,  *天然殺虫剤 ,  植物毒 ,  ポストハーベスト農薬 ,  *珪藻土 ,  *貯穀害虫 ,  相乗作用 ,  コクゾウ ,  コクヌストモドキ ,  ヒラタムシ科 ,  害虫防除 ,  セスキテルペン ,  エステル ,  コムギ ,  穀粒 ,  種差 ,  死亡率
準シソーラス用語： Celastrus angulatus ,  Cryptolestes ferrugineus ,  サビカクムネヒラタムシ

分類 (2件)： 害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  穀類とその製品一般  (FJ04010T)

物質索引 (2件)： アングラチンA ,  ビテルバルコマイシン

タイトルに関連する用語 (3件)： 珪藻土 ,  貯穀害虫 ,  殺虫効果