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J-GLOBAL ID：200902230123892477   整理番号：08A0721243

電子飛跡測定型広視野コンプトンカメラによるsub-MeVおよびMeVガンマ線観測計画(SMILE実験)

Observation for the celestial sub-MeV and MeV gamma rays by Electron Tracking Compton Camera

著者 (9件)： 谷森達 (京大 大学院理学研究科) ,  窪秀利 (京大 大学院理学研究科) ,  身内賢太朗 (京大 大学院理学研究科) ,  株木重人 (京大 大学院理学研究科) ,  高田淳史 (京大 大学院理学研究科) ,  岡田葉子 (京大 大学院理学研究科) ,  西村広展 (京大 大学院理学研究科) ,  服部香里 (京大 大学院理学研究科) ,  上野一樹 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 宇宙航空研究開発機構研究開発報告 JAXA-RR-  (JAXA-RR)
号： 07-009  ページ： 97-106  発行年： 2008年02月29日 
JST資料番号： G0143B  ISSN： 1349-1113  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我々は天文学のなかで最も未開拓なSub-MeV,MeVガンマ線の全天探査を行うために,電子飛跡検出型コンプトンガンマ線カメラ(ETCC)を開発した。この装置は従来のコンプトンカメラでは困難であった散乱電子の方向を測定し,入射ガンマ線の方向を決定できるばかりでなく,散乱電子と反跳ガンマ線の散乱角を用いた運動学的検証により高い雑音除去能力を持ち,高感度が期待できる。今回は宇宙観測の実証のために,宇宙環境下での動作試験,および宇宙拡散ガンマ線,大気2次ガンマ線の検出を目的として,10cm角ETCCを製作,それを気球実験装置として組み上げ,気球用Sub-MeVガンマ線観測装置SMILEを完成させた。2006年9月1日,三陸大気球観測所より放球され,7時間の飛行の後,無事に回収された。観測高度32~35kmで約4時間の観測に成功した。(著者抄録)

シソーラス用語： MeV領域 ,  *γ線天文学 ,  γ線 ,  *γ線検出 ,  Compton散乱 ,  *天体カメラ ,  散乱 ,  電子 ,  気球
準シソーラス用語： *コンプトンカメラ

分類 (1件)： 天文学・天体物理学一般  (DB03000B)

タイトルに関連する用語 (8件)： 電子 ,  飛跡 ,  広視野 ,  コンプトンカメラ ,  ガンマ線観測 ,  計画 ,  SMILE ,  実験