文献
J-GLOBAL ID:200902230442423510   整理番号:09A0614768

コムギのアルミニウム耐性遺伝子(TaALMT1)を発現する形質転換オオムギ(Hordeum vulgare L.)は酸性土壌で生育させたときにリン栄養と穀粒生産の促進を示す

Transgenic barley (Hordeum vulgare L.) expressing the wheat aluminium resistance gene (TaALMT1) shows enhanced phosphorus nutrition and grain production when grown on an acid soil
著者 (6件):
資料名:
巻:号:ページ: 391-400  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: W1741A  ISSN: 1467-7644  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
酸性土壌は世界の多くの地域に存在し,土壌溶液に有毒な濃度の三価アルミニウム(Al3+)を蓄積することによって植物の生産を制約している。コムギのAl3+耐性遺伝子(TaALMT1)で形質転換したオオムギを,酸性で高度にリン酸を固定するフェロソル土壌に種々レベルのリン酸を施肥して生育させ,非形質転換系統の場合と比較した。短期のポット試験において,TaALMT1を発現する形質転換オオムギは非形質転換系統よりリン酸の吸収効率は良かったが,土壌に制約のある場合には差がなかった。酸性土壌におけるリン酸吸収効率の遺伝子型間の差異は,根の成長に対するAl毒性だけが原因ではなく,単位根長当たりのリン酸吸収にも起因していた。形質転換植物は酸性土壌でもよく生育したが,石灰を施用した土壌の場合よりはリン酸吸収の効率は良くなかった。酸性土壌に生育した形質転換植物は,石灰を施用した土壌に生育させた場合より小さなrhizosheathを持ち根毛が短く,このことが低リン酸吸収効率の理由であると思われた。登熟まで大きなポットで生育させると,形質転換植物は酸性土壌に生育させた非形質転換植物の2倍の穀粒を生産し,石灰を施用した土壌の場合の80%の穀粒を生産した。形質転換植物も非形質転換植物も石灰を施用した土壌の場合にはシュートや穀粒の生産には差が無く,オオムギにおけるTaALMT1の発現はAl3+不在下におけるシュートや穀粒の生産とは関係がないことがわかった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物栄養  ,  遺伝子発現  ,  植物に対する影響  ,  麦 
タイトルに関連する用語 (13件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る