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J-GLOBAL ID：200902230453576059   整理番号：09A0205994

単一のタリンロッド分子が伸張するとビンキュリンの結合が活性化される

Stretching Single Talin Rod Molecules Activates Vinculin Binding

著者 (6件)： DEL RIO Armando (Columbia Univ., NY, USA) ,  PEREZ-JIMENEZ Raul (Columbia Univ., NY, USA) ,  LIU Ruchuan (National Univ. Singapore, Singapore, SGP) ,  ROCA-CUSACHS Pere (Columbia Univ., NY, USA) ,  FERNANDEZ Julio M. (Columbia Univ., NY, USA) ,  SHEETZ Michael P. (Columbia Univ., NY, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 323  号： 5914  ページ： 638-641  発行年： 2009年01月30日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生物系において機械的刺激が化学的応答に翻訳される分子機構について検討した。単一の細胞質タンパク質が機械的に伸張すると他の分子の結合が活性化されることが分かった。磁気ピンセット,全内部反射蛍光および原子間力顕微鏡を用いて,リガンドが結合した膜のインテグリンを細胞骨格に架橋するタンパク質のタリンと,タリンの結合により活性化されて細胞骨格を再構築する接着斑タンパク質のビンキュリンの相互作用に対する力の効果を調べた。その結果,生理的に適切な力が加わると単一のタリンロッドが伸張し,隠れていたビンキュリン結合部位が露出することが分かった。以上より,タリン-ビンキュリン系において,分子レベルの機械的シグナル伝達は埋もれていた結合部位が露出した後にタンパク質が結合することにより起こることが示され,こうしたタンパク質の伸展は力の伝達のより一般的な機構であることが推定された。

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *ビンクリン ,  *分子間相互作用 ,  *機械刺激 ,  作業工具 ,  蛍光顕微鏡 ,  原子間力顕微鏡 ,  インテグリン ,  細胞骨格 ,  *分子内力学 ,  結合部位 ,  漂白 ,  分子スイッチ
準シソーラス用語： *タリン ,  光退色 ,  磁気ピンセット ,  全反射蛍光顕微鏡 ,  *蛋白質相互作用

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (6件)： タリン ,  ロッド ,  分子 ,  伸張 ,  ビンキュリン ,  活性化