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J-GLOBAL ID:200902230529391908   整理番号:09A0356668

同時5軸制御加工における工具姿勢の工作機械旋回軸座標空間を用いた計画法-工具姿勢決定機構への指令値候補に対する干渉状態と直進軸指令値の可視化-

Planning Method of Tool Posture in Continuous 5 Axis Control Machining Using 2D Rectangular Coordinates System Corresponding to Rotation Angles of Rotary Tables in Machine Tool-Visualization of Collision Between Cutting Tool and Workpiece Surface and Positions of Three Translation Axes-
著者 (1件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 530-535  発行年: 2009年04月05日 
JST資料番号: F0268B  ISSN: 1348-8716  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本報では,ボールエンドミル工具を用いた同時5軸制御加工を対象とし,工作機械の持つ姿勢決定機構への指令値をもとに干渉の有無と直進軸への指令値の大きさを加工状態として可視化する新しい状態表現法の提案をし,これを用いた工具姿勢決定手法を開発した。これにより得た主な知見を次に示した。1)製品形状に対する工具の相対姿勢を決定する旋回2軸への各指令値を直交座標にもつ加工状態表現法としてM-Map(Machine/Mercator Map)法を提案したこと,2)M-Map法における工具と製品形状との干渉状態を高速に推定するための幾何計算手法としてGPUによる並列計算技術を導入し,非線形補間式を用いたテクスチャ参照による非干渉工作機械指令値範囲の導出を実現したこと,3)多数の旋回軸組合せ候補に対する直進軸指令値の導出を高速化する技術として,ポスト処理のGPUによる実施アルゴリズムを開発し,通常の3DCG描画と同等の速度での直進軸指令値の分布状態の可視化を可能にしたこと,4)OpenGLグラフィックライブラリと,その上で動作するGPUカスタマイズライブラリであるGLSLを用いて提案した手法を評価システムに実装し,数十万ポリゴンからなる複雑な製品形状に対してM-Map上での加工状態の実時間での導出ができること。
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切削一般 
引用文献 (11件):
  • 1) 森重功一 他: 2次元Configuration 空間を用いた5軸制御加工における工具干渉回避法, 精密工学会誌, 62, 1(1996)80.
  • 2) 森重功一 他: 加工面全体における工具姿勢変化の連続性を考慮した5軸制御加工用工具経路生成法, 精密工学会誌, 72, 5(2006)652.
  • 3) 例えば 佐藤隆太 他: 5軸制御マシニングセンタにおける直進軸と旋回軸の動的同期精度, 精密工学会誌, 72, 1(2006)73.
  • 4) 山田誠 他: 5軸NC工作機械による主軸傾斜曲面加工法に関する研究(第1報) 高能率金型加工のため最適割り出し角自動決定方法, 精密工学会誌, 70, 1(2004)65.
  • 5) 梅原猛 他: 多軸制御加工のための効率的荒加工用工具経路生成の研究, 日本機械学会論文集(C編), 73, 8(2007)2387.
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