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J-GLOBAL ID：200902230564906210   整理番号：08A0830300

高圧におけるFe-S液体密度への硫黄含有量の影響

The effect of sulfur content on density of the liquid Fe-S at high pressure

著者 (4件)： NISHIDA K. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TERASAKI H. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  OHTANI E. (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  SUZUKI A. (Tohoku Univ., Sendai, JPN)
資料名： Physics and Chemistry of Minerals  (Physics and Chemistry of Minerals)
巻： 35  号： 7  ページ： 417-423  発行年： 2008年08月 
JST資料番号： C0856A  ISSN： 0342-1791  CODEN： PCMIDU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 4GPa,1,923KにおけるS組成範囲12~50wt%のFe-S液体の密度を,新しく設計した複合材料密度標識を使用した浮上/沈降法により測定した。この複合材料標識の密度誤差の範囲は,以前の測定で使用されていた複合材料球より著しく小さい。Fe-S液体の密度は,4GPaと1,923Kにおいて,硫黄含有量の増加により非線形に減少した。この密度への硫黄含有量の影響は,硫黄に富む組成でより大きい。この傾向は,大気圧で得られた結果と完全に一致する。この新しい方法は,高圧における他のFe合金液体の密度測定にも適用できる。この測定による密度から計算したFe-Sモル体積は,硫黄含有量の増加で徐々に増加する。4GPaにおける理想Fe-S混合物からの余剰モル体積は,負の値であった。大気圧環境における硫黄含有量とモル体積の傾向は,少なくとも4GPaまでの高圧におけるものと一致する。この高圧における余剰モル体積は,地球型惑星の外核中の軽元素の量を推定する上で,本質的に重要である。

シソーラス用語： *高圧 ,  密度 ,  技術 ,  *モル体積 ,  液体
準シソーラス用語： *Fe-S液体 ,  沈降/浮遊法

分類 (1件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高圧 ,  液体密度 ,  硫黄 ,  含有量