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J-GLOBAL ID：200902230613419320   整理番号：09A0235110

高靭性繊維補強モルタルで断面積層補強を施した鉄筋コンクリート梁に対する連続繊維シートの曲げ補強効果の改善に関する実験的研究

EXPERIMENTAL STUDY ON IMPROVEMENT OF FLEXURAL REINFORCEMENT BY CONTINUOUS FIBER SHEET FOR REINFORCED CONCRETE BEAM WITH CLADDING OF FIBER REINFORCED MORTAR

著者 (4件)： 角野嘉則 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  村上聖 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  下田誠也 (有明工高専) ,  武田浩二 (熊本大 大学院自然科学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 637  ページ： 433-440  発行年： 2009年03月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般的に,ポリエチレン連続繊維シートによる曲げ補強を行った鉄筋コンクリート梁の破壊モードはコンクリートの引張亀裂に起因する界面付着破壊である。この様な破壊を防止し,シート補強の効果を改善する試みとして行なつた曲げ引張側断面に対する高靭性ポリエチレン繊維補強モルタル(PEFRM)の積層補強効果について解析および実験的検討を行った。その主な結果は以下の通りであった。1)この補強によるシート付着耐力の増加はコンクリート引張強度の増加にほぼ比例し,シート層数の増加に従って大きくなる。2)高引張強度の繊維補強モルタルによる積層補強は「がぶり」部における斜め亀裂の発生を起点とするシートの付着剥離を抑制し,シートの曲げ補強効果を大幅に向上させる。

シソーラス用語： *梁 ,  *補強 ,  *プラスチックシート ,  境界層剥離 ,  防止
準シソーラス用語： *FRPシート ,  *曲げ補強 ,  *鉄筋コンクリート梁 ,  剥離防止 ,  補強効果 ,  繊維強化モルタル

分類 (3件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  梁,桁  (HD03020H) ,  その他の建設工事  (RA07110I)

引用文献 (37件)：

• 武田浩二. 炭素繊維シートによる鉄筋コンクリートはりの曲げ補強効果. セメント・コンクリート論文集. 1995, 49, 886-891
• 李翰承. 炭素繊維シートによって曲げ補強したRC梁の有限要素解析. コンクリート工学年次論文報告集. 1996, 18, 1, 1065-1070
• 野口貴文. 鉄筋腐食をモデル化したRC梁における炭素繊維シートの曲げ補強効果. コンクリート工学年次論文報告集. 1996, 18, 1, 1077-1082
• 鹿毛忠継. RCはりのCFRPシートによる曲げ補強効果に及ぼす浮きの影響. コンクリート工学年次論文報告集. 1998, 20, 1, 425-430
• 劉玉撃. 炭素繊維シートで補強されたRC部材の破壊挙動の有限要素解析. コンクリート工学年次論文報告集. 1998, 20, 3, 1-6

タイトルに関連する用語 (7件)： 高靭性 ,  繊維補強モルタル ,  補強 ,  鉄筋コンクリート梁 ,  連続繊維シート ,  曲げ補強 ,  実験的研究