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J-GLOBAL ID:200902230642708853   整理番号:09A0479241

多重線形エンジンによる都市環境中の道路粉塵再浮遊の定量化:PMF2との比較

Quantifying road dust resuspension in urban environment by Multilinear Engine: A comparison with PMF2
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巻: 43  号: 17  ページ: 2770-2780  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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道路粉塵の再浮遊は重金属,半金属類及び鉱物質に対するヒトの曝露を高める可能性があることから,交通による大気のPM汚染は直接排出だけでなく非排気性の排出からも由来している。軽減,防止手法の確立で鍵となるのは大気PMに対する道路粉塵の再浮遊の寄与度を推定することである。レセプターモデルを適用したいくつかの都市環境サイトの汚染源特定研究は道路粉塵の汚染源を鉱物発生源や自動車の排気から分けて配分することが困難であることを示している。多重線形エンジン(ME-2)は正値行列因数分解(PMF)の問題を解くことが可能なコンピュータプログラムである。ME-2は汚染源(化学的プロフィール,比率など)の演繹的な知識から想定されるいくつかの可能な標的へ行き着くことができるプログラム言語を用いている。それ故ME-2は汚染源の部分的な知識が利用可能である汚染源配分研究に特に適している。最近,道路粉塵再浮遊の排出プロフィールが得られている(Amato,F.ら,Atmospheric Environment,43(9),1650~1659(2009))。本研究ではPM10及びPM2.5濃度に対する道路粉塵再浮遊の寄与度を定量するためにBarcelona(スペイン)の都市環境サイトからのデータにME-2を適用した。ME-2は基本的なPMFの解の拡張を可能にし,7つのPMF2の汚染源に加え,道路粉塵汚染源はPM10で6.9μg/m3(17%),PM2.5で2.2μg/m3(8%)及びPM1で0.3μg/m3(2%)寄与していることを特定した。これは再浮遊がPM10,PM2.5及びPM1において交通由来の総排出のそれぞれ37,15及び3%に相当することを明らかにしている。したがって交通の全体的な寄与は結果的にPM10で18μg/m3(46%),PM2.5で14μg/m3(51%)及びPM1で8μg/m3(48%)となった。PMF2において,この道路粉塵の再浮遊によって説明される量は残りの汚染源に再分配されており,そのためほとんどが鉱物質,二次硝酸塩及び時間が経った海水塩の寄与の増加につながっている。(翻訳著者抄録)
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