抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電線・ケーブルの通電ロス低減手段として導体サイズアップを検討した。第1種・第2種エネルギー管理指定工場の低圧CV-Tケーブルを対象に導体サイズアップを進めると8338百万t/年のCO
2削減ができ,日本全国総CO
2排出量の0.66%に相当する。また,通電ロスによるケーブル表面温度上昇が10°C程度になることで,その温度測定によりサイズアップの対象ケーブルを容易に特定できる目処がついた。実験により,サイズアップ前後それぞれのケーブルを用い,ケーブルの通電ロス量(kWh)とケーブル表面温度上昇値の違いを実測し,理論通りの結果となることを確認した。また,住宅の200V用VVFケーブルを対象としたサイズアップには,たわみ性に優れた複合型(5.5mm
2)の新規ケーブルを考えた。その上で,エコキュートとIHクッキングヒータの電源配線のサイズアップで,1世帯当り年間12kWh程度の電力量が節減できる結果を得た。