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J-GLOBAL ID：200902231074333145   整理番号：08A1128590

地球温暖化対策と農業農村工学技術-3 消化液を液肥利用するメタン発酵システムによる温室効果ガス削減効果

著者 (5件)： 中村真人 (農村工学研) ,  柚山義人 (農村工学研) ,  山岡賢 (農村工学研) ,  藤川智紀 (東京農大) ,  清水夏樹 (農村工学研)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 76  号： 11  ページ： 981-984  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 千葉県香取市で著者らが行っているメタン発酵を中心としたバイオマス利活用の実証試験の実測データを用い,消化液を液肥として利用するメタン発酵システムの温室効果ガス排出量の削減効果を検証した。その結果,メタン発酵システムにコジェネ型発電機などを導入し,消化液の散布範囲を適切に設定すれば,液肥利用型メタン発酵システムはCO₂排出量を削減できるシステムであることが示された。また,液肥利用型のシステムは消化液を液肥として利用せず,排水処理して河川放流するシステムに比べてCO₂排出量が少ないシステムであると試算された。(著者抄録)

シソーラス用語： *液体肥料 ,  発酵液 ,  *メタン発酵 ,  *温室効果ガス ,  排出量 ,  バイオマス ,  地球温暖化 ,  ライフサイクルアセスメント ,  酸化二窒素 ,  二酸化炭素
準シソーラス用語： *メタン発酵消化液 ,  亜酸化窒素 ,  排出削減

分類 (2件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  肥料一般  (FB05010C)

引用文献 (9件)：

• 農林水産省. 農林水産省地球温暖化対策総合戦略. 2007
• 農林水産バイオリサイクル研究「システム実用化千葉ユニット」. アグリ・バイオマス構築へのプロローグ. 2006, 14-32
• 中村真人. メタン発酵プラントにおける物質収支と消化液及び消化液脱水ろ液の肥料特性. 農土論集. 2007, 249, 107-113
• 中村真人. メタン発酵消化液, 農業集落排水汚泥コンポストを2年間連用した畑地土壌からの温室効果ガス発生. 平成20年度農業農村工学会大会講演会講演要旨集. 2008, 858-859
• 農林水産バイオリサイクル研究「システム化サブチーム」. バイオマス利活用システムの設計と評価. 2006, 172

タイトルに関連する用語 (6件)： 地球温暖化対策 ,  農業農村工学 ,  消化液 ,  液肥 ,  メタン発酵 ,  温室効果ガス削減