文献
J-GLOBAL ID:200902231079444247   整理番号:08A1070328

1型糖尿病の発症における自然免疫と腸内細菌叢

Innate immunity and intestinal microbiota in the development of Type 1 diabetes
著者 (15件):
資料名:
巻: 455  号: 7216  ページ: 1109-1113  発行年: 2008年10月23日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
1型糖尿病(T1D)は,T細胞がインスリン産生β細胞を破壊することで発症する,消耗性の自己免疫疾患である。先進国におけるこの病気の発症率が過去数十年間に増加していることは,ヒトがもつ微生物環境を含めた環境変化が疾患の病因に影響している可能性を示している。非肥満糖尿病(NOD)マウスにおける自然発症性T1Dの発症率は,飼育施設の微生物環境や,マイコバクテリウムあるいは各種の微生物製品の投与のような,微生物刺激への曝露によって影響を受けることがある。今回我々は,MyD88タンパク質(微生物刺激を認識する複数の自然免疫受容体に対するアダプター分子)欠損NODマウスで特定の病原体を含まないものは,T1Dを発症しないことを明らかにする。無菌のMyD88欠損NODマウスは強い糖尿病を発症するが,この無菌MyD88欠損NODマウスにヒトの腸内に通常存在する微生物門に相当する特定の微生物群を定着させるとT1Dが軽減するため,この作用は共生微生物に依存している。さらに,MyD88の欠損によって腸遠位部の微生物叢の構成が変化すること,また,特定の病原体を除去したMyD88欠損NODドナーマウスの微生物叢に無菌NODレシピエントマウスを曝露するとT1Dが軽減されることを示す。これらの知見は,腸内微生物と自然免疫系との相互作用が,T1Dの素因に影響を与える重大な後成的因子であることを示している。Copyright Nature Publishing Group 2008
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
感染免疫 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る