文献
J-GLOBAL ID:200902231299652762   整理番号:08A1218882

視覚障害者のパソコン・インターネット・携帯電話の利用状況調査2007

著者 (4件):
資料名:
号: 23  ページ: 20-32  発行年: 2008年12月 
JST資料番号: J0374B  ISSN: 1346-0404  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
情報通信技術の発展により,視覚障害者のコミュニケーションにおける課題の多くが克服されたが,音声出力ソフトの性能向上や,Webアクセシビリティの確保など,その利用環境改善の余地はまだ大きい。このような視覚障害者のICT利用状況と課題を精確に把握し,その情報を普及させることで,利用環境改善のための研究と開発を促すのが本調査の目的である。そのために,パソコン・インターネットの利用状況の変化を見るのに加えて,携帯電話の利用状況の把握と,ICT未使用者の状況把握を目的に調査を実施した。そして,視覚障害者を対象に,携帯電話の利用状況,パソコンの利用状況,インターネットの利用状況についてアンケート調査を行った。有効回答者数は413人であり,年齢は14歳から80歳の範囲に分布し,平均は45.8歳だった。本報告では,その結果について紹介する。 1)携帯電話の利用状況:回答者の92%が携帯電話を利用していた。年代が上がるほど利用率が下がる傾向が見られた。多くの回答者が,大きな文字や音声読み上げ機能付きの中高齢者向け機種を使っており,その利用率は7割を超えた。携帯電話への要望として,視覚障害者に便利な様々な機能の搭載,スクリーンリーダ並みの読み上げ機能の実現,GPS機能の搭載,音声読み上げや文字の拡大等で利用できる機種/通信会社が増えることなどが挙げられた。 2)パソコンの利用状況:回答者の約95%がパソコンを利用していた。年代による差は小さかった。スクリーンリーダの利用率はパソコン利用者の約85%と高かった。パソコン利用上の問題点として,音声対応の不十分さ,スクリーンリーダ/アプリケーションソフト/基本ソフトのフリーズ,画面の見づらさが多くの人から指摘された。 3)インターネットの利用状況:パソコン利用者のほとんどがインターネットを利用していた。閲覧ソフトでは,ホームページ・リーダーとPC-Talkerの利用者が多く,複数のソフトを利用する人は全体の40.1%に上った。利用時の課題として,視覚障害者では,代替テキスト,動的なコンテンツ,ナビゲーションに関する課題が多いという傾向が見られた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
人間機械系 
引用文献 (8件):
もっと見る

前のページに戻る