抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
コンピュータ上での制御の仕組みを理解するには電気信号のやり取りの理解が必要であり,コンピュータの構造で最も基本的な論理回路を用いた回路の製作を通して制御の仕組みを理解させる試みを行った。本論文では,与えられた信号の制御・保持を行う早押し判定回路を製作し,論理回路を用いた制御教材としての可能性を検討した。早押し判定回路はゲート素子や記憶論理素子であるフリップフロップ(FF)の特性を端的に表し,1)スイッチ回路,2)早押し判定回路,3)出力回路をそれぞれ別の基板上で作成した。2)ではD-FF素子を用いて2回目以降の入力を受け付けない回路を構成し,それを複数個組み合わせることで多入力に対応できるようにした。また,3)ではLEDの点灯箇所や色によって入力情報を表示したが,より視覚的に伝わりやすいように入力スイッチに番号を振り,7セグメントLEDでディジタル数字を表示するような周辺回路を製作した。今後の課題として論理回路の基礎部分の教材化や,中学校段階での指導計画・指導案の作成を示した。