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J-GLOBAL ID：200902231324732440   整理番号：08A0792368

利根川・荒川水系における原虫類共同調査

著者 (10件)： 宮島裕子 (東京都 水道局) ,  藤田貴之 (茨城県 企業局) ,  秋元克己 (宇都宮市 上下水道局) ,  高橋真紀 (北千葉広域水道企業団) ,  熊谷美紀 (群馬県 企業局) ,  寺澤英昭 (桐生市 水道局) ,  島野猶一 (埼玉県 企業局) ,  阿部敏弘 (千葉県 水道局) ,  野中貴子 (栃木県鬼怒水道事務所) ,  野田功 (東京都 水道局)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 50  号： 8  ページ： 676-682  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告は,平成12年度から平成18年度に,利根川・荒川水系を水源とする水道事業体が行なった,クリプトスポリジウムおよびジアルジアの調査結果をまとめたものである。全期間を通じてのクリプトスポリジウムの検出率は37%で,検出数は0~93個/10l(平均検出数1.7個/10l),ジアルジアの検出率は54%で,検出数は0~107個/10l(平均検出数2.6個/10l)であった。水系別にみると,利根川・江戸川水系で検出率,検出数ともに高い傾向がみられたが,いずれの水系においても検出されており,流域の広範囲に原虫類が恒常的に存在することが明らかになった。また,原虫類の負荷源については,利根川水系支川における原虫類の検出率および検出数が高いことから,これらの支川が原虫類のおもな負荷源となっている可能性が示唆された。なお,原虫類検出数と理化学試験や細菌試験結果との間には,明確な相関が認められなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  関東地方 ,  *原生動物 ,  事業 ,  *コクシジウム類 ,  *Giardia ,  検出 ,  *水質調査
準シソーラス用語： *クリプトスポリジウム科 ,  荒川 ,  水道事業 ,  利根川

分類 (1件)： 水質調査測定一般  (SB02060X)

引用文献 (4件)：

• 坂本照正, 木俣 勲, 井関基弘, 八木正一: 病原微生物の検査方法に関する検討, 第51回全国水道研究発表会講演集, 590~591(2000).
• 橋本 温, 河井健作, 西崎 綾, 松本かおり, 平田強: 相模川水系のクリプトスポリジウムおよびジァルジア汚染とその汚染指標の検討, 水環境学会誌, 22(4)282~287(1999).
• 中西正治, 向井聖二, 保尊とし子, 田中一成, 山本稔, 谷 雅章: 淀川におけるクリプトスポリジウム及びジアルジアの水源調査, 第52回全国水道研究発表会講演集, 558~559(2001).
• 保坂三継, 落合由嗣, 矢野一好, 眞木俊夫: 多摩川におけるクリプトスポリジウムオーシストとジァルジァシストの汚染実態調査, 用水と廃水, 44(4)23~31(2002).

タイトルに関連する用語 (6件)： 利根川 ,  荒川 ,  水系 ,  原虫類 ,  共同 ,  調査