抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,自転車を有効活用し新たな交通手段の提供を目指した「自転車MOTTAINAIプロジェクト」を計画した。このプロジェクトでは乗り捨て型シェアサイクルシステムの構築を通じ,「自転車を所有化から共有化へ」をキーワードとして自転車の共有化を推進する。これにより手軽で安価,便利で環境にやさしい自転車交通の実現を目指す。本プロジェクトは三つの各プロジェクトから成り立っており,不要な自転車を引き取る「リユースプロジェクト」,引き取った自転車の整備・修理を行う「リペア・メンテナンスプロジェクト」,引き取った自転車を乗り捨て可能システム(CCS)によって各コンビニで貸し借りを行う「コンビニ・シェアプロジェクト」がある。この「自転車MOTTAINAIプロジェクト」は自転車の新しい循環貸し出しシステムの可能性として提案を行った。このプロジェクトの実現により利用者へ交通行動の変化を促すことが可能なうえ,放置自転車の削減にも貢献できると考える。その「自転車MOTTAINAIプロジェクト」を理想とした社会実験を北海道大学構内で行う。その実験を「北大自転車MOTTAINAIプロジェクト」として乗り捨て型シェアサイクルシステムを実現する。本実験は乗り捨て型シェアサイクルシステムの持続可能性を探ることを目的とする。また,その評価と改善を行う。共有化の実現によりコスト分散や交通行動の変化を促すことができると考える。貸出システムは携帯電話を利用した乗り捨て型シェアサイクルシステムである。(著者抄録)