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J-GLOBAL ID：200902231578181176   整理番号：08A0795449

Prdm14遺伝子はマウスにおける生殖細胞系列の確立に重要な機能を果たす

Critical function of Prdm14 for the establishment of the germ cell lineage in mice

著者 (11件)： YAMAJI Masashi (RIKEN, Kobe, JPN) ,  YAMAJI Masashi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SEKI Yoshiyuki (RIKEN, Kobe, JPN) ,  KURIMOTO Kazuki (RIKEN, Kobe, JPN) ,  YABUTA Yukihiro (RIKEN, Kobe, JPN) ,  YUASA Mihoko (RIKEN, Kobe, JPN) ,  SHIGETA Mayo (RIKEN, Kobe, JPN) ,  YAMANAKA Kaori (RIKEN, Kobe, JPN) ,  OHINATA Yasuhide (RIKEN, Kobe, JPN) ,  SAITOU Mitinori (RIKEN, Kobe, JPN) ,  SAITOU Mitinori (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Nature Genetics  (Nature Genetics)
巻： 40  号： 8  ページ： 1016-1022  発行年： 2008年08月 
JST資料番号： W0430A  ISSN： 1061-4036  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 生殖細胞の運命決定は,発生と遺伝における基本過程の一つである。最近の研究によると,マウスでは,始原生殖細胞(PGC)(発生過程で最初に現れる生殖系列の細胞で,卵子および精子の源となる)の決定は,3つの重要な事象が統合されて起こる。すなわち,体細胞プログラムの抑制,多能性の回復,ゲノム全体におよぶ後成的ゲノム修飾の再編成(エピジェネティックリプログラミング)である。本論文は,生殖細胞系列と多能性幹細胞だけで発現するPRドメインをもった転写調節因子,Prdm14が,この3条件のうちの2つ,すなわち多能性の回復とエピジェネティックリプログラミングに重要であるという遺伝学的証拠を示す。Prdm14遺伝子の変異体では,PGCの決定における主要な転写調節因子Prdm1(Blimp1ともいう)の存在下でさえ,この2つの過程が破綻することが示された。本論文で示される総合的結果から,Prdm14遺伝子は,Prdm1遺伝子の機能とは独立にその発現を開始し,生殖系列の発生開始を保証する新しい遺伝子経路を構成することが示された。Copyright Nature Publishing Group 2008

シソーラス用語： マウス ,  *遺伝子 ,  生殖細胞 ,  *転写因子 ,  ゲノム ,  細胞分化 ,  遺伝学 ,  エピジェネティクス
準シソーラス用語： Prdm1 ,  *Prdm14 ,  *Prdm14遺伝子 ,  始原生殖細胞

分類 (1件)： 生殖器官  (EJ15020P)

タイトルに関連する用語 (5件)： PRDM14 ,  遺伝子 ,  マウス ,  生殖 ,  細胞系列