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J-GLOBAL ID：200902231716426550   整理番号：09A0713341

粉体分散媒を用いた無溶媒光エポキシ化反応

Solvent-free photoepoxidation reaction using powder disperse

著者 (4件)： 佐々木洋 (近畿大 理工) ,  増井宏行 (近畿大 理工) ,  岩崎光伸 (近畿大 理工) ,  伊藤征司郎 (近畿大 理工)
資料名： 材料技術  (Material Technology)
巻： 27  号： 3  ページ： 96-99  発行年： 2009年05月25日 
JST資料番号： Y0644A  ISSN： 0289-7709  CODEN： MTECFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光エポキシ化反応に適した光触媒材料および粉体分散媒を探索し,シクロオクテン液体に分散させた系での反応性を明らかにするため,シリカ担体をSiO₂系粉体分散媒に置換えて,これに種々の光触媒粉体を混合した系にシクロオクテン液体を含浸させ,酸素雰囲気下で光照射を行いこの反応系に適した光触媒および粉体分散媒を探索した。その結果,SiO₂系粉体分散媒に種々の光触媒材料を混合した系を用いたシクロオクテンの光エポキシ化反応に於いて,比表面積の大きなアナターゼ型のTiO₂光材料(特にTiO₂(AMT-100))が高活性を示すことを見出した。このTiO₂(AMT-100)光触媒に適した粉体分散媒は球状で粒径の小さなSiO₂系のものであり,Wakosil SIL25が適していた。シクロオクテンの光エポキシ化反応に於いて,25mgのTiO₂(AMT-100)光触媒と0.5gのWakosil SIL25の粉体分散媒を用いて10W-Black Lightを120時間照射してエポキシシクロオクタン収率が19%で,選択率が20%であった。

シソーラス用語： *光化学反応 ,  *エポキシ化 ,  *光触媒 ,  *粉体 ,  *分散媒質 ,  分散系 ,  *シクロアルケン ,  反応性 ,  含浸 ,  酸素 ,  雰囲気 ,  光照射 ,  比表面積 ,  アナターゼ ,  酸化チタン ,  活性 ,  収率 ,  比率 ,  二酸化ケイ素 ,  光触媒活性 ,  *無溶媒反応 ,  二酸化チタン
準シソーラス用語： シリカ ,  チタニア ,  選択率

分類 (4件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  酸化,還元  (CF02060T) ,  7員環以上の単環脂環式化合物  (CF04060H) ,  アルケン  (CF03030T)

物質索引 (1件)： シクロオクテン

引用文献 (4件)：

• a) J. Ichihara, A. Kambara, K. Iteya, E. Sugimoto, T. Shinkawa, A. Takaoka, S. Yamaguchi, and Y. Sasaki, Green Chemistry, 5, 491-493 (2003).
• 射手矢勝真,佐々木洋,岩崎光伸,伊藤征司郎,市原潤子, Material Technology, 25, 17-23(2007)
• H. Yoshida, C. Murata, T. Hattori, J. Catal., 194, 364-372 (2000).
• 出口善久,伊藤勝久,佐々木洋, 日本化学会第88春季年会(2008)2PA-180.

タイトルに関連する用語 (4件)： 粉体 ,  分散媒 ,  無溶媒 ,  エポキシ化反応