文献
J-GLOBAL ID:200902231896912120   整理番号:09A0779783

岩石環境における壁画の生物劣化:The Crypt of the Original Sin(イタリア・マテラ)

Biodeterioration of mural paintings in a rocky habitat: The Crypt of the Original Sin (Matera, Italy)
著者 (5件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 705-711  発行年: 2009年09月 
JST資料番号: E0518A  ISSN: 0964-8305  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
岩石環境にある壁画の生物学的コロニーの形成は広く頻繁に起こる現象であり,修復活動に考慮されなくてはならない。The Crypt of the Original Sin(原罪の洞窟聖堂,イタリアのマテラ)の保存処理を計画するために,生物劣化問題が基質への影響および環境要因との関係を考慮に入れて分析された。壁画は,ブリリアントグリーン,濃緑色,茶色および黒色の粉の外観をもつ腐植床のパチナから淡紅色の変色まで,様々な変質の現象を示した。これらの現象はシアノバクテリア(Chlorogloea microcystoides,Chroococcus lithophilus,Gloeocapsa属種,Gloeothece rupestris,Pseudocapsa dubia)および緑藻類(Apatococcus lobatus,Chlorella vulgaris,Chlorococcum属種,Muriella terrestris)による種々の微生物のコロニー形成と結びついていた。淡紅色の変色は,Rubrobacter radiotoleransと類縁のActinobacteriaによる色素の生成と関連があった。灰緑色のパチナは通気のよい場所に限られ,地衣類の増殖(Dirina massiliensis f. sorediata)によって生じた。また維管束植物(Adiantum capillus-veneris)が上昇湿気の影響を受ける壁の場所で見つかった。微小植物類の増殖を抑制するのに,壁画の殺生物剤処理および湿度や日照を少なくする処置が示唆された。適切な殺生物剤を選ぶために種々の製剤が調べられ,シアノバクテリアや藻類に対する製剤の効力および石灰砂質岩石への起こりうる影響を評価した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境汚染一般  ,  生態学一般 

前のページに戻る