文献

J-GLOBAL ID：200902231908312205   整理番号：08A0360746

意思決定の修飾因子

Modulators of decision making

著者 (2件)： DOYA Kenji (Okinawa Inst. Sci. and Technol., Okinawa, JPN) ,  DOYA Kenji (ATR (Advanced Telecommunications Res.) Computational Neuroscience Lab., Kyoto, JPN)
資料名： Nature Neuroscience  (Nature Neuroscience)
巻： 11  号： 4  ページ： 410-416  発行年： 2008年04月 
JST資料番号： W1370A  ISSN： 1097-6256  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒトと動物において,決定は多様な環境及び内因性の状況によって修飾される。今回,意思決定に影響しうる計算的因子を考察し,意思決定の状況修飾因子に関連する解剖的構造と神経化学を解説した。高い報酬の期待は多大な経費を要する行為を行う動機付けとなりうる。これは前帯状回におけるドーパミンに影響される決定である。行為の結末の不確実性はリスクを伴う探検的な選択を促進し,これにはノルエピネフリンや前頭眼窩皮質が関与するようである。予期しうる環境は長期遅延報酬を考慮させるが,これは背側線条体や背側前頭前野皮質におけるセロトニンに依存する。この総説は,強化学習仮説の観点から意思決定の過程に影響する因子群を分類し,このような計算因子とそれらの神経生理学的基盤の間を連結することを目的とした。

シソーラス用語： *意思決定 ,  賞罰 ,  動機づけ ,  大脳辺縁系 ,  不確実性 ,  線条体 ,  前頭前野 ,  *強化学習 ,  神経伝達物質 ,  ヒト ,  ニューロン ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン ,  カテコールアミン ,  アミノアルコール ,  第二アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： 眼窩皮質 ,  帯状回 ,  報酬 ,  ドーパミンニューロン

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (3件)： セロトニン ,  ドーパミン ,  ノルエピネフリン

タイトルに関連する用語 (1件)： 意思決定