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J-GLOBAL ID：200902232010481732   整理番号：09A0970189

エタノール生産のためのリグノセルロース質材料のオゾン前処理 針葉樹材の酵素感受性の向上

Ozone pretreatment of lignocellulosic materials for ethanol production: Improvement of enzymatic susceptibility of softwood

著者 (6件)： SUGIMOTO Tomoko (Forestry and Forest Products Res. Inst., Tsukuba, JPN) ,  MAGARA Kengo (Forestry and Forest Products Res. Inst., Tsukuba, JPN) ,  HOSOYA Shuji (Forestry and Forest Products Res. Inst., Tsukuba, JPN) ,  OOSAWA Satoshi (Daitofujitec Co., Ltd., Yokohama, JPN) ,  SHIMODA Takafumi (Yukiguni Maitake Co., Ltd., Minamiuonuma, JPN) ,  NISHIBORI Kozo (Yukiguni Maitake Co., Ltd., Minamiuonuma, JPN)
資料名： Holzforschung  (Holzforschung)
巻： 63  号： 5  ページ： 537-543  発行年： 2009年 
JST資料番号： C0119A  ISSN： 0018-3830  CODEN： HOLZAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スギ材及びヒノキ材鋸屑の酵素的分解によるバイオエタノール生産における酵素感受性を高めるための前処理として,オゾン処理による脱リグニンについて検討した。湿潤鋸屑に酸素/オゾン混合気(オゾン含有量3.5%)を接触させた。これらをTrichoderma viride菌産生酵素製剤で処理して多糖類を糖化し,さらにエタノール発酵によってエタノール化した。オゾン化の進行とともに酸可溶性リグニンと還元糖類が増加した。同時糖化発酵(SSF)法についても検討し,エタノール濃度の経時変化を調べた結果,中程度のオゾン化度において最高の濃度(収率)を示した。その理由としてオゾン化によって生成した何らかの物質(酸と推定される)が発酵を妨害すると考えられ,オゾン化後のバイオマスを洗浄後SSF処理することによって改善できる可能性があると推測した。

シソーラス用語： バイオマス ,  脂肪族アルコール ,  生物燃料 ,  リグノセルロース ,  スギ材 ,  ヒノキ ,  鋸屑 ,  酵素的分解 ,  感受性 ,  *オゾン処理 ,  前処理 ,  脱リグニン ,  酵素製剤 ,  Trichoderma viride ,  *糖化 ,  *エタノール発酵 ,  処理 ,  妨害成分 ,  収率 ,  *針葉樹材 ,  *バイオエタノール ,  微生物 ,  不完全菌類 ,  不完全糸状菌類
準シソーラス用語： 同時処理

分類 (3件)： 木材化学  (FF05040V) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  液体燃料工業  (YE03000F)

物質索引 (1件)： エタノール

タイトルに関連する用語 (7件)： エタノール生産 ,  リグノセルロース ,  オゾン ,  前処理 ,  針葉樹材 ,  酵素 ,  感受性