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J-GLOBAL ID：200902232235281910   整理番号：08A0254251

10の10乗規模の個品追跡を可能とするトレーサビリティシステム向けID解決機構

An ID Resolution Scheme to Enable 10¹⁰ Order Item-level Traceability System

著者 (5件)： 土井裕介 (東芝 研究開発セ 通信プラットホームラボラトリー) ,  若山史郎 (東芝 研究開発セ 通信プラットホームラボラトリー) ,  石山政浩 (東芝 研究開発セ 通信プラットホームラボラトリー) ,  尾崎哲 (東芝 研究開発セ 通信プラットホームラボラトリー) ,  井上淳 (東芝)
資料名： 情報処理学会論文誌  (IPSJ Journal)
巻： 49  号： 3  ページ： 1265-1274  発行年： 2008年03月15日 
JST資料番号： Z0778A  ISSN： 0387-5806  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電子タグを用いた技術の目標の1つに,物品1つ1つに対してIDを割り当て,それらの物品に対応する情報をIDと紐付ける,全地球規模で利用できる個品トレーサビリティシステムが存在する。本研究では,著者らが提案してきた,「規模拡張可能な個品レベルのトレーサビリティシステム」に向けたID解決機構の設計と実装について,規模拡張性の評価を行う。提案システムはトレーサビリティシステムの「ID→情報」の紐付けの機能を「ID→DBの位置」の紐付けと「DBの位置→情報」の紐付けとの2段に分割した。前段の個品ID解決サービスには分散ハッシュテーブルを用い,規模拡張可能な個品レベルID解決機構とする。そのうえで,商品カテゴリごとの個品ID解決サービスをDNSと結合するDHT-DNSマウンタを導入する。DHT-DNSマウンタにより,多様な性質の多数のカテゴリを持つ商品IDに対して個々に適切な解決機構を提供できる大規模個品トレーサビリティシステム向けID解決機構が実現可能であることを示した。また,現状の実装の延長線上で達成可能な性能を確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *トレーサビリティ ,  *情報システム ,  標識 ,  位置情報 ,  表 ,  ハッシング ,  商品 ,  カテゴリー ,  実現可能性
準シソーラス用語： ID ,  電子タグ ,  分散ハッシュテーブル

分類 (2件)： データベースシステム  (JD03030U) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

引用文献 (24件)：

• Traub, K., Allgair, G., Barthel, H., Burstein, L., Garett, J., Horgan, B., Rodrigues, B., Sarma, S., Schmidt, J., Schramek, C., Stewart, R. and Suen, K.: The EPCglobal Architecture Framework, EPCglobal Standard Specification (2005).
• EPCglobal: EPC Tag Data Standards Version 1.3, EPCglobal Ratified Specification (2006).
• Wessel, R.: Austrian Bank Finds RFID Yields Big Returns When Tracking Loan Files (2007).http://www.rfidjournal.com/article/view/3160/
• NTTデータ株式会社: 青果物トレーサビリティの実証実験を開始, プレスリリース (2004).http://www.nttdata.co.jp/release/2004/012800.html
• T-Engineフォーラム: 農林水産省平成17年度ユビキタス食の安全・安心開発事業『ユビキタス食品情報基盤システム実証事業』に関する記者会見および公開説明会, 見学会のご案内:「ユビキタス食品情報基盤システム実証実験」説明会, プレスリリース (2006).http://www.t-engine.org/news/pdf/TEPO60215-u04.pdf

タイトルに関連する用語 (4件)： 規模 ,  追跡 ,  トレーサビリティシステム ,  ID