抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1999年と2006年に,「固定資産家屋台帳のデータを基にした建物寿命の推計」の調査を実施し,各調査から得た建物の構造・用途別の平均寿命,及びこれらの調査結果について二つの調査を比較分析した結果を以下にまとめた。1)1997年と2005年の各時点における家屋の平均寿命を調査した結果,以前の調査結果と比べて寿命が伸び,また2005年における平均寿命は1997年に比べてさらに伸びていた。2)個別の都市について,専用住宅の平均寿命の変化を分析したところ,人口の増減率と家屋の平均寿命の増減率の間にはほとんど相関はないが,人口の大きい都市では平均寿命が短くなる傾向があった。3)各都市の平均寿命の長短の比較から,1997年調査と2005年調査では高い相関があり,家屋,特に戸建て住宅の平均寿命の長短には,何らかの地域的な要因が作用していることをうかがわせる。