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J-GLOBAL ID：200902232327731653   整理番号：09A0593821

消化管におけるグレリン細胞の特性および胃グレリン発現と産生の制御

Characteristic features of ghrelin cells in the gastrointestinal tract and the regulation of stomach ghrelin expression and production

著者 (1件)： Zheng Zhao (Takafumi Sakai; Area of Regulatory Biology; Div. of Life Science; Graduate School of Sci. and Engineering; Saitama ...)
資料名： World Journal of Gastroenterology  (World Journal of Gastroenterology)
巻： 14  号： 41  ページ： 6306-6311  発行年： 2008年 
JST資料番号： C2580A  ISSN： 1007-9327  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グレリンはラット胃からGH分泌促進受容体の内因性リガンドとして分離された。グレリンの生理学的作用は多数の研究により明らかにされているが,胃グレリンの制御はあいまいであり,グレリン発現および産生を直接制御する因子は同定されていない。本論文では,グレリン細胞の特徴および胃グレリン制御に関する幾つかのデータを示す。消化管において,グレリン細胞は開放型および密閉型細胞として同定され,グレリン細胞数は胃から結腸へ至り減少することが分かった。グレリン細胞数の出生後の変化は性的に2相性のパターンを示したことから,胃グレリンの制御にエストロゲンの役割を示唆している。invitro試験で,エストロゲンはグレリン発現と産生の両方を刺激し,アロマターゼ(エストロゲン合成酵素)阻害剤であるフォルメスタンによる治療はグレリン濃度を減少することが分かった。一方,レプチンは基底およびエストロゲン刺激グレリン発現の両方を阻害することが分かった。さらに,アロマターゼmRNA発現細胞およびレプチン細胞ともに胃粘膜のグレリン細胞の近くに位置していることが分かった。その上,空腹状態において胃グレリンとレプチン濃度間に逆相関があることを見出した。出生後ラットにおいて胃グレリン,エストロゲンおよびレプチン発現の相対的変化がみられた。胃エストロゲンおよびレプチンは胃グレリンを直接制御し,胃エストロゲンとレプチンによるバランスコントロールがある生理状態におけるグレリン発現濃度の変化に寄与することを提案する。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *グレリン ,  ホルモン受容体 ,  情報伝達受容体 ,  胃 ,  *細胞 ,  酵素阻害剤 ,  男性ホルモン ,  レプチン ,  遺伝子発現 ,  エノール ,  ステロイド ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジケトン ,  ヒドロキシケトン ,  消化管 ,  成長ホルモン受容体 ,  分子遺伝現象
準シソーラス用語： 胃腸管 ,  GH受容体

分類 (2件)： その他の脊椎動物ホルモン  (EB08070K) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： フォルメスタン

タイトルに関連する用語 (5件)： 消化管 ,  グレリン ,  細胞 ,  胃 ,  発現