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J-GLOBAL ID：200902232387510125   整理番号：08A1180872

高スピン偏極度/高輝度・電子ビーム源

High Spin Polarization and High Brightness Electron Source

著者 (1件)： 中西彊 (名古屋大学・大学院理学研究科,素粒子宇宙物理学専攻)
資料名： 表面科学  (JSSSJ)
巻： 29  号： 11  ページ： 672-681 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0940B  ISSN： 0388-5321  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 偏極電子源のスピン偏極度,量子効率,電流密度,ビーム輝度,低エネルギー分布化,レーザ照射に対する応答性,負の電子親和性寿命について,これらの特性の高性能化のために著者らが行ってきた研究を紹介した。さらに,現在開発中である,投影型表面電子顕微鏡(LEEM)に搭載するための偏極電子源についても述べた。スピン偏極電子源に要求されるビーム性能はほぼ満足すべき水準に達しているが,偏極電子ビームを透過型電子顕微鏡や電子線ホログラフィー,逆光電子分光などに適用するには高エネルギー分解能化,可干渉性化,極短パルス化などの改良が必要である。

シソーラス用語： 電子スピン ,  *電子源 ,  電子ビーム ,  量子効率 ,  電流密度 ,  輝度 ,  エネルギー分布 ,  エネルギー分解能 ,  電子親和力 ,  走査電子顕微鏡 ,  *偏極ビーム ,  低速電子顕微鏡
準シソーラス用語： LEEM

分類 (1件)： 電子ビーム,イオンビーム  (BD02030F)

引用文献 (18件)：

•    筆者が関与した論文を主に挙げる。他グループの仕事は各論文中での引用文献を参考にしていただきたい。
• 1) 中西 彊:加速器 2-2, 211 (2005).
• 2) T. Nakanishi, H. Aoyagi, H. Horinaka, Y. Kamiya, T. Kato, S. Nakamura, T. Saka and M. Tsubata: Phys. Lett. A 158, 345 (1991).
• 3) T. Omori, Y. Kurihara, T. Nakanishi, H. Aoyagi, T. Baba, T. Furuya, K. Itoga, M. Mizuta, S. Nakamura, Y. Takeuchi, M. Tsubata and M. Yoshioka: Phys. Rev. Lett. 67, 3294 (1992).
• 4) T. Nakanishi, K. Togawa, T. Baba, F. Furuta, H. Horinaka, T. Kato, Y. Kurihara, H. Matsumoto, T. Matsuyama, T. Nishitani, S. Okumi, T. Omori, T. Saka, C. Suzuki, Y. Takeuchi, K. Wada, K. Wada, M. Yamamoto and M. Yoshioka: Nucl. Instrum. Methods Phys. Res. A 455, 109 (2000).

タイトルに関連する用語 (2件)： 高輝度 ,  電子ビーム