抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,”まちづくり”や地域計画分野を対象領域として,情報ネットワーク上で流通するコンテンツの二次利用に関わる情報価値や情報の流通に関わる著作権保護等の社会的課題を解決する社会情報モデルについて海外での動向等も視野に入れ,今後のあるべき姿について考察することを目的にしている。コンテンツの二次利用には基本的に二つの考え方がある。一方はコンテンツの内容を変えずに他のメディアに置き換えデータや情報の流通を促進することであり,他方はオリジナルコンテンツの内容を書き換え,編集することで新たな情報を積極的に次々に生み出してゆくことである。後者の考え方は,著作権者の権利を守りながら,コンテンツの発展的な流通を促進するという二面性を有し,著作権者と二次利用者の相互の了解をどの様に成立させるかということが主要課題になる。本稿では情報社会の本質的課題はコンテンツの創造性を高め,社会的な情報の生産性を高めることであるという後者の立場に立ち,この立場からコンテンツ情報の二次利用を促進する方法について分析,考察した上で,今後の地域情報システムモデルについての考察を試みた。そして,別途研究開発を行ったデジタルコンテンツ情報の二次利用モデル(Content Re-creator)を基礎にし,この考え方を地域計画情報システムに援用する際の基本要件について検討,考察した。