抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イルカは短いパルスで広帯域のソーナ音を用いて餌を捕食しており下顎窓への音波の到達時間差などを利用して対象の方向を推定している。本稿ではイルカのソーナ音を用いて対象の位置角を求め,指向性関数を補正した上で精確な反射強度のスペクトル(TSスペクトル)を求める広帯域スプリットビーム(BSB)法を提案した。この方法で準自然状態と自然状態の魚のTSスペクトルを測定し姿勢変動によるTSスペクトルの変化が連続的に得られることを確認した。この方法はTSスペクトル測定精度が高いので従来の水産音響の大きな問題点の1つである自然状態の測定条件を大幅に緩和し対象識別性能の向上に寄与できるものと考えられる。