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J-GLOBAL ID：200902232952278479   整理番号：09A1009645

P=P回転束縛条件におけるtrans-ジフェニルジホスフェンのS₁-S₀緩和についてのポテンシャルエネルギー面

Potential Energy Surfaces for the S₁-S₀ Relaxation of trans-Diphenyldiphosphene in the P=P Rotation-Restricted Condition

著者 (1件)： AMATATSU Yoshiaki (Akita Univ., Akita, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 113  号： 35  ページ： 9667-9674  発行年： 2009年09月03日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： trans-ジフェニルジホスフェン(DPP)のP=P回転束縛条件における,S₁-S₀緩和についてのポテンシャルエネルギー面(PES)を,ab initio完全活性空間自己無撞着場法とその二次摂動論により計算した。P=P回転束縛条件下のS₁-S₀緩和についての二つのタイプのPESを,二つのフェニル基がP=P部分に対して垂直にねじれているS₁における安定な構造から出発して走査した。CPP部分の一つが直線構造をとる非対称反転ルートが有利である。一方,両∠CPPが同時に大きくなる対称反転ルートはエネルギー的に不利である。これは,N=N回転束縛条件におけるアゾベンゼンの場合と対照的である。DPPの光化学についての論議も,かさばった置換基により妨げられる実際のジホスフェンについても真であることが確められた。DPPの非対称反転及び対称反転ルートについてのPESの形に対する電子的因子を解析し,AZBのそれらと比較した。

シソーラス用語： *分子内回転 ,  一重項 ,  励起状態 ,  基底状態 ,  無放射遷移 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  ab initio法 ,  CASSCF法 ,  摂動論 ,  フェニル基 ,  光化学 ,  置換基効果 ,  立体障害 ,  分子反転 ,  電子構造 ,  構造最適化 ,  配座エネルギー ,  *有機リン化合物 ,  芳香族化合物 ,  アゾ化合物
準シソーラス用語： 束縛回転

分類 (2件)： 分子の立体配置・配座  (BH05022J) ,  有機りん化合物  (CF08040N)

物質索引 (2件)： (E)-1,2-ジフェニルジホスフェン ,  アゾベンゼン

タイトルに関連する用語 (3件)： 束縛条件 ,  緩和 ,  ポテンシャルエネルギー面