抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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EUにおける不公正な消費者取引行為の規制(EU指令・規則)に関するEU主要国の動向として,まず,英国を取り上げ,英国では,消費者保護関係の規定をほぼ一括した法律は存在しないことを踏まえて,不公正な商慣行と消費者契約における不公正な条項に焦点を当て,この法制度が,関係するEU消費者保護指令の制定・改廃の中で,どのように変化してきたかを検討した。さらに,スウェーデンを取り上げて,スウェーデンでも英国同様に,消費者保護関係の規定をほぼ一括した法律は存在しないが,マーケティング法があり,誤認惹起広告・行為は,基本的に同法によって排除・防止されていることを踏まえて,不公正な商慣行と消費者契約における不公正な条項に焦点を当て,マーケティング法や消費者契約条項法の規制内容を紹介するとともに,それらの法律が不公正な商慣行に関するEU指令や消費者保護当局の協力に関するEU規則との関係で,どのように変化したかを考察した。