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J-GLOBAL ID：200902233543572949   整理番号：08A1180835

頭付きスタッドのせん断力-ずれ関係の定式化

FORMULATION FOR LOAD-SLIP RELATIONSHIPS OF HEADED STUD CONNECTOR

著者 (2件)： 島弘 (高知工科大学 工学部社会システム工学科) ,  渡部誠二 (高知工科大学 工学部社会システム工学科)
資料名： 土木学会論文集 A(Web)
巻： 64  号： 4  ページ： 935-947 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0102A  ISSN： 1880-6023  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋼コンクリート複合構造の設計においては,一般にはずれ止めがすべらないという前提で行われている.しかし,より合理的な設計法とするためには,ずれ止めのせん断力-ずれ関係の式が必要となる.そこで,本研究では,頭付きスタッドのせん断力-ずれ関係を定式化するために,スタッド軸径,コンクリート強度,スタッド強度,スタッドの高さ/軸径をパラメータとして標準型押抜き試験を行った.せん断力をせん断耐力で除し,ずれをスタッド軸径で除すことによって,せん断力-ずれ関係は一つの式で表すことができることおよびせん断力-ずれ曲線の形は,コンクリート強度,スタッドの高さ/軸径,スタッド強度によって異なることを明らかにした.これらの影響を考慮したせん断力-ずれ曲線の包絡線を表す式および残留ずれを表す式を提案した.(著者抄録)

シソーラス用語： *ファスナ ,  性質 ,  試験 ,  構造 ,  コンクリート強度 ,  *鋼コンクリート複合構造 ,  *頭付きスタッド
準シソーラス用語： せん断力-ずれ関係 ,  押抜き試験

分類 (2件)： その他の構造材料による構造  (RA04060H) ,  接合部  (HD03080V)

引用文献 (9件)：

• 1) 平城弘一,松井繁之,福本〓士:頭付きスタッドの強度評価式の誘導−静的強度評価式−,構造工学論文集,Vol.35A, pp.1221-1232, 1989.3
• 2) 複合構造物の性能照査指針(案),構造工学シリーズ 11,土木学会,pp.42-43, 2002.10
• 3) 鋼・合成構造標準示方書〔設計編〕,土木学会,p.258, 2007.
• 4) Ollgaard, J., Roger, R. and Fisher, J.: Shear strength of stud connectors in lightweight and normal-weight concrete, AISC Engineering Journal, pp.55-64, April 1971.
• 5) Chuah, C., Shima, H., Noritake, K. and Kumagai, S.: Strength and deformational behaviors of studs embedded in high strength prestressed concrete, コンクリート工学年次論文報告集,Vol.13, No.2, pp.1033-1038, 1991.

タイトルに関連する用語 (3件)： 頭付きスタッド ,  せん断力 ,  定式化