文献

J-GLOBAL ID：200902233847450653   整理番号：09A0805962

高層RC建物の超短工期施工法の開発

Development of Precast System for Constructing High-rise RC Buildings in Short Term

著者 (2件)： 藤生直人 (大林組) ,  杉本訓祥 (大林組 技研)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 47  号： 8  ページ： 25-32  発行年： 2009年08月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高層鉄筋コンクリート造建物では,品質向上や合理的施工を目的としてプレキャスト化されることが一般的である。プレキャスト化にあたっては,部材の接続部分をいかに剛接合として一体化するか,といった点が構造的な課題となり,他方,施工手順の合理化のために現場打設するコンクリートを減らすことが施工上の課題となる。これらの課題に応える方法として,これまでに,接合部をプレキャスト化し,梁や柱の主筋を,貫通孔と機械式継手により接続し,モルタルの充填により一体化することで,現場打設をなくすオールプレキャスト化工法を開発してきた。開発した工法をさらに改良し,施工性や構造性能の検証実験を行い,想定どおりの施工が可能であるとともに,従来工法と同等以上の構造性能を確保していることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *超高層建築 ,  *鉄筋コンクリート構造 ,  建設工法 ,  縮小 ,  改変 ,  プレキャストコンクリート構造 ,  建設工事 ,  性能評価 ,  技術開発
準シソーラス用語： *フルプレキャスト化 ,  工期短縮 ,  構造性能 ,  *超短工期施工法

分類 (2件)： 建設施工一般  (RA07010Z) ,  コンクリート工事  (RA07040G)

引用文献 (6件)：

• 杉本浩一. 施工信頼性と品質向上を目指した超高層集合住宅のPCaRC造新仕口構工法. コンクリート工学. 2004, 42, 9, 32-39
• 武田寿一. 柱・はり接合部PC化工法 (PGコネクション工法) を用いたRC高層建物の開発 (その1). 大林組技術研究所報. 1987, 35, 103-107
• 太田俊也. 柱梁接合部のプレキャスト化に関する実験研究 (その1 柱梁接合部実験). 日本建築学会大会講演梗概集, 2004. 2004, 849-852
• 池田秀樹. シース管を設けたコンクリートからの鉄筋引抜試験. 日本建築学会大会講演梗概集, 2008. 2008, 311-312
• 杉本訓祥. 柱梁接合部のシース管内通し主筋の付着性能確認実験. コンクリート工学年次論文集. 2004, 26, 2, 817-822

タイトルに関連する用語 (6件)： 高層 ,  RC ,  建物 ,  工期 ,  施工法 ,  開発