文献

J-GLOBAL ID：200902233972600705   整理番号：09A1276723

設計基準強度160N/mm²の高強度プレキャスト柱の製造と品質管理

Production and Quality Control Testing of High-Strength, Precast Concrete Columns Made with 160MPa Concrete

著者 (7件)： 陣内浩 (大成建設) ,  山本佳城 (大成建設) ,  渡邉悟士 (大成建設) ,  服部敦志 (大成建設) ,  寺内利恵子 (大成建設) ,  宮田哲治 (大成建設) ,  森康浩 (大成建設)
資料名： 大成建設技術センター報(CD-ROM)  (Report of Taise Technology Center (CD-ROM))
号： 42  ページ： ROMBUNNO.02  発行年： 2009年12月01日 
JST資料番号： G0744B  ISSN： 1348-3366  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報告は,52階建ての超高層集合住宅に適用された設計基準強度160N/mm²の高強度プレキャスト柱の製造と品質管理について述べている。160N/mm²の高強度コンクリートの構成材料には,厳選した特殊な材料を使用している。結合材には,質量比70%の普通ポルトランドセメントに,20%のスラグせっこう系混和材と,10%のシリカフュームを混合したものを用いている。また,骨材には,安山岩系の砕石・砕砂を使用している。コンクリートの水結合材比は14.5%である。強度に影響する空気量と単位水量の管理結果は,とても良好なものであった。また,柱には表面と内部温度の差を抑制するために,表面にポリスチレンフォームを設置するような対策も行った。そして,模擬柱によって確認したコア強度は,いずれも160N/mm²を超えていた。(著者抄録)

シソーラス用語： *柱 ,  *プレキャストコンクリート構造 ,  *高強度コンクリート ,  コンクリート工事 ,  品質管理 ,  調合 ,  混和材料

分類 (2件)： コンクリート工事  (RA07040G) ,  特殊コンクリート構造  (RA04040L)

引用文献 (8件)：

• 陣内 浩・服部敦志・黒岩秀介・渡邉悟士: Fc150N/mm²の超高強度コンクリートの実現と今後の課題, コンクリートテクノ, Vol.26, No.5, pp. 9~12, 2007.5
• 日本建築学会, 鉄筋コンクリート造建築物の環境配慮型施工指針 (案) ・同解説, 2008.9
• 河合邦彦・早川光敬・陣内 浩: 高強度コンクリートを用いた超高層RC造住宅の工法計画に関する基礎的研究, 日本建築学会構造系論文集, No.601, pp. 1~8, 2006.3
• 例えば, 陣内 浩・服部敦志・長田善紀・石岡明: 設計基準強度100N/mm²のPCa柱の製造と高層RC造住宅への適用, コンクリート工学, Vol.40, No.12, pp. 30~35, 2002.12
• 陣内 浩・寺内利恵子・小浜忠夫・服部敦志: 設計基準強度150N/mm²までの高強度プレキャストコンクリートの性能評価と品質管理について, コンクリート工学, Vol.46, No.7, pp. 24~29, 2008.7

タイトルに関連する用語 (4件)： 設計基準強度 ,  高強度 ,  プレキャスト ,  品質管理