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J-GLOBAL ID：200902233973460176   整理番号：08A1271783

緑を活用した都市の熱環境改善に関する研究-皇居,大丸有および日本橋・銀座地区における温熱環境の実態-

著者 (6件)： 横山仁 (東京都環境科学研) ,  安藤晴夫 (東京都環境科学研) ,  成田健一 (日本工大) ,  菅原広史 (防衛大) ,  岡田朋和 (東京都環境科学研) ,  石井康一郎 (東京都環境科学研)
資料名： 東京都環境科学研究所年報  (Annual Report of the Tokyo Metropolitan Research Institute for Environmental Protection)
巻： 2008  ページ： 79-82  発行年： 2008年10月31日 
JST資料番号： S0679A  ISSN： 1343-3016  CODEN： TKKNEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 緑地が持つ熱環境改善機能を定量的に把握するために,東京駅周辺のオフィス街及び隣接する大規模緑地としての皇居において気温や熱環境の実態調査を行った。高緑被率街区としての皇居,皇居外苑,日比谷公園,並びに低緑被率街区としての大手町,丸の内,有楽町,日本橋,銀座の各地区において,2007年7~9月にかけて地表面温度分布,緑地からの冷気のにじみ出し効果,街区熱環境の測定を行った。地表面温度は建物屋上や道路等のコンクリート・アスファルト面で高かったが,環境因子による多少の違いが見られた。正午頃の表面温度は緑地や水面で低く,緑地では芝生より樹木の樹幹面で低かった。13~14時の皇居外苑内の気温は市街地よりも約1~2°C低かった。皇居外苑からの冷気のにじみ出しは丸の内街区に達するが,お濠や道路などの高温部分がにじみ出しを妨げていた。シンチロメータによる顕熱測定では高緑被率街区の顕熱フラックスは低緑被街区の約4割で,人工排熱の影響を示唆していた。

シソーラス用語： *緑地 ,  *ヒートアイランド ,  *温熱環境 ,  オフィス街 ,  宮殿 ,  東京都 ,  都市域 ,  土地被覆 ,  公園 ,  地表温度 ,  大気拡散 ,  気温 ,  顕熱
準シソーラス用語： 皇居 ,  緑被率

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

タイトルに関連する用語 (9件)： 緑 ,  活用 ,  都市 ,  熱環境 ,  研究 ,  皇居 ,  銀座 ,  地区 ,  温熱環境