文献

J-GLOBAL ID：200902234027892720   整理番号：09A0706625

非リン酸化STAT1はインターフェロンにより誘導される免疫調節遺伝子の発現を延長する

Unphosphorylated STAT1 prolongs the expression of interferon-induced immune regulatory genes

著者 (2件)： CHEON HyeonJoo (Cleveland Clinic Foundation, OH) ,  STARK George R. (Cleveland Clinic Foundation, OH)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 23  ページ： 9373-9378  発行年： 2009年06月09日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト線維芽細胞系(BJ)および乳腺上皮細胞系(hTERT-HME1)を用いて,インターフェロン(IFN)に応答して増加する非リン酸化STAT1の役割を検討した。両細胞系においてIFN-βおよびIFN-γはSTAT1の発現を増加させた。増加したSTAT1はIFN-γやIFN-βに応答して完全にリン酸化するわけではなかった。マイクロアレイ分析によると,非リン酸化STAT1の増加は各種遺伝子の発現を調節した。IFNにより後期に誘導される遺伝子の一部は非リン酸化STAT1に対して応答した。非リン酸化STAT1により誘導される免疫調節遺伝子はSTAT1のリン酸化によっても誘導された。非リン酸化STAT1はIFNにより誘導される免疫調節遺伝子の発現を延長するために必要であった。大部分の非リン酸化STAT1は両細胞系の核に存在した。IFNにより誘導される後期遺伝子発現のメカニズムを解明できた。

シソーラス用語： ヒト ,  線維芽細胞 ,  上皮細胞 ,  乳腺 ,  *STAT転写因子 ,  リンタンパク質 ,  インターフェロンβ ,  インターフェロンγ ,  DNAマイクロアレイ ,  *遺伝子発現 ,  細胞核 ,  細胞内分布 ,  継続時間 ,  自然免疫 ,  遺伝子 ,  *免疫応答 ,  STAT1転写因子 ,  *免疫修飾 ,  *分子遺伝現象
準シソーラス用語： *免疫反応 ,  STAT1 ,  *非リン酸化STAT1 ,  *免疫調節 ,  STAT1遺伝子

分類 (1件)： 免疫反応一般  (ED03010T)

タイトルに関連する用語 (7件)： リン酸化 ,  STAT1 ,  インターフェロン ,  誘導 ,  免疫調節 ,  遺伝子 ,  発現