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J-GLOBAL ID：200902234288119611   整理番号：08A0361361

絶滅危惧水生植物ツツイトモPotamogeton panormitanusの再生・保全の研究

著者 (5件)： 北畠華 (千葉大 大学院園芸学研究科) ,  百原新 (千葉大 大学院園芸学研究科) ,  上松未来 (マルイ) ,  市原通夫 (横芝光町) ,  上原浩一 (千葉大 大学院園芸学研究科)
資料名： 水利科学  (Water Science)
巻： 52  号： 1  ページ： 16-25  発行年： 2008年04月01日 
JST資料番号： S0371B  ISSN： 0039-4858  CODEN： SURKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 千葉県山武郡横芝光町の栗山川河川敷には,2001年に絶滅危惧種であるツツイトモの繁茂が確認されたが,その後,生育地の面積が減少し,発生が見られなくなった。本論文では,発生地でのツツイトモの埋土種子分布状況を報告し,実験によりツツイトモがアメリカザリガニ等の動物の被食による被害を受けやすいことを明らかにした。この対策として,冬の休眠時の水域を乾燥させることが有効と考えられるが,その際,ツツイトモの殖芽がどの程度,乾燥に耐えられるかを調べた。その結果,ツツイトモに一定の乾燥耐性を確認され,冬期の水位低下が春以降の発芽・成長に影響を及ぼすことはないと考えられることがわかった。

シソーラス用語： 千葉県 ,  *水生植物 ,  *環境保全 ,  自然保護 ,  生物相互作用 ,  アメリカザリガニ ,  堤外地 ,  *絶滅危惧種
準シソーラス用語： 被食者

分類 (3件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  自然保護  (SB06000L) ,  一般,砂防工学  (RC12010B)

引用文献 (8件)：

• Geiger W., Alcorlo P., et al. Impact of an introduced crustacean on the trophic webs of Mediterranean wetlands. Biological invasion 7; 49-73, 2005
• Lodge D. M. Herbivory on freshwater macrophytes Aquatic botany 41; 195-224, 1991
• Muenscher W. C., 1936. The germination of Potamogeton seeds. Annals of botany, 50; 805-821
• Stanley A. N. The use of overwinter draw down for aquatic vegetation management. Water resources bulletin 11; 1137-1148, 1975
• 上松未来, 2005. 日本に生育する水生植物に対するアメリカザリガニの嗜好性. 千葉大学園芸学部卒業論文

タイトルに関連する用語 (4件)： 絶滅 ,  水生植物 ,  保全 ,  研究