文献

J-GLOBAL ID：200902234312008273   整理番号：08A0543031

日本型トマト多収生産に向けた研究開発のマイルストーン〔5〕-施設生産における冷暖房,加湿除湿などの環境制御とエネルギー問題-

著者 (1件)： 川嶋浩樹 (農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶研)
資料名： 農業および園芸  (Agriculture and Horticulture)
巻： 83  号： 6  ページ： 710-717  発行年： 2008年06月01日 
JST資料番号： G0801A  ISSN： 0369-5247  CODEN： NOOEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 施設生産における省エネルギー技術について解説した。まず,温室暖房における省エネルギー技術について述べた。1)省エネルギー技術の普及状況,2)温室暖房における省エネルギーの基本技術(断熱性や密閉性を確保する,点検・整備により暖房機の熱効率を良くする,内外温度差を小さくする設定での栽培を考える),3)自然エネルギー・石油代替資源の利用(太陽熱利用方式,地熱水熱などを熱源とする方式,その他コークス・廃材・おがくず・もみがら等を活用する方法),4)効率的エネルギー利用技術(ヒートポンプ,コージェネレーション),5)省エネルギー対策としての温度管理技術(変温管理など)。続いて,施設生産における冷房技術(細霧冷房,パット&ファン冷房など)および除湿技術について述べた。

シソーラス用語： *トマト ,  *施設栽培 ,  *省エネルギー ,  環境管理 ,  温室 ,  暖房 ,  太陽熱利用 ,  エネルギー効率 ,  ヒートポンプ ,  コジェネレーション ,  冷房 ,  除湿 ,  作物収量 ,  地中熱利用

分類 (3件)： 作物栽培施設  (FB03040V) ,  エネルギー消費・省エネルギー  (LD01000B) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (14件)：

• 壇和弘・大和陽一・曽根一純・沖村 誠・松尾征徳 2005. イチゴのクラウン部局部温度制御が連続出蕾性に及ぼす影響. 園学雑 (別2): 170.
• 林真紀夫 2003. 冷房, 施設園芸ハンドブック (五訂). 日本施設園芸協会, 東京. 142-157.
• 岩元睦夫 2006. 多様なエネルギー源を活用した施設園芸-新エネルギーを中心に-. 第27回施設園芸総合セミナーテキスト 25-29.
• 板木利隆 2006. これまでの省エネルギー対策技術と普及の実情について. 施設園芸技術・資材等高度化推進事業報告書-施設園芸の低コスト化に資するエネルギー利用について. 日本施設園芸協会, 東京. 6-24.
• 河崎靖・安場健一郎・鈴木克己・川嶋浩樹・佐々木英和・高市益行・中野有加・黒崎秀仁・中野明正・大森弘美・坂上修 2008. 生長点および根域加温がトマトの生育・収量に与える影響. 園芸学研究 6 (別2): 549.

タイトルに関連する用語 (11件)： 日本 ,  トマト ,  多収 ,  研究 ,  開発 ,  施設 ,  冷暖房 ,  加湿 ,  除湿 ,  環境制御 ,  エネルギー問題