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J-GLOBAL ID:200902234613313527   整理番号:08A1099992

反強磁性ヘマタイトα-Fe2O3とエスコライトCr2O3による禁制X線散乱のカイラルおよび磁気効果

Chiral and magnetic effects in forbidden x-ray scattering from antiferromagnetic hematite α-Fe2O3 and eskolaite Cr2O3
著者 (8件):
資料名:
巻: 78  号: 11  ページ: 115112.1-115112.13  発行年: 2008年09月 
JST資料番号: D0746A  ISSN: 1098-0121  CODEN: PRBMDO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ヘマタイト(α-Fe2O3)のFe K端とエスコライト(Cr2O3)のCr K端の近くで磁気および非磁気X線回折を測定した。両結晶で観測した禁制111,333反射はプリ吸収端エネルギー領域でのみ共鳴ピークを見せた。エスコライトでは,共鳴111,333反射の方位角依存性は3回対称性になった。これは電子双極子-4重極および4重極-4重極散乱チャネルの計算曲線と良く一致した。この3回対称性は双極子-4重極散乱に反対称項,従って,中心対称結晶に原子の局所カイラリティが存在することを示す。ヘマタイトでは,非共鳴散乱と共鳴散乱が禁制反射で観測された。非共鳴強度の方位角依存性は2回対称性になった。この非共鳴強度は反強磁性構造によって起こる磁気散乱から生じる。ヘマタイトの111共鳴ピークの方位角依存性はエスコライトと同じように殆ど3回対称性になった。ヘマタイトの共鳴333反射は複雑な方位角依存性になり,室温でほぼ鏡映対称性になった。非共鳴磁気散乱は強度は非常に低いが,共鳴電子散乱に強く影響することを示した。ヘマタイトでは磁気散乱と電気散乱との干渉が重要になる。
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分類 (1件):
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X線スペクトル一般 

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