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J-GLOBAL ID:200902234659265071   整理番号:09A0301241

新しい環境保全技術の実用化 イオン液体を用いたガス分離・精製技術の開発

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資料名:
巻: 54  号:ページ: 294-298  発行年: 2009年04月01日 
JST資料番号: F0134A  ISSN: 0387-1037  CODEN: CMNGA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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イオン液体を用いた物理吸収法によるガス分離・精製では,アミン法で必要なCO2回収時の熱エネルギー等が節約でき,クリーンで省エネルギーのプロセスが開発されると期待される。これまで,イオン液体のカチオンとしてはイミダゾリウム,ピラジニム,四級アンモニウムやホスホニウムなど,アニオンとしてはハロゲン,BF4-,PF6-,フッ素を導入したアミドなどの報告例があり,それらの誘導体を含めて多種多様の構造のイオン液体が開発されている。現在,イオン液体は,電気化学デバイスを始めとして抽出・分離,化学反応や材料プロセッシングの媒体など,多岐に渡る分野での応用が進められている。それらイオン液体の中には,窒素や水素などのガスに対してCO2などの酸性ガスを20倍以上も選択的に吸収する性質をもつものが見出されており,ガス分離・精製プロセスでの利用が試みられている。ここでは,われわれが開発を進めているイオン液体を用いた物理吸収法によるガス分離・精製プロセス”について,従来の方法と比較しながら記述した。
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