抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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センサノードが様々なサービスに適用されるに従い,用途,種類,運用者などの異なる複数のワイヤレスセンサネットワーク(以下,WSN)が広域に分散して存在すると予想される。そして,そのセンシングデータを,WSNの設置位置や種類に依存せずに取得できれば,センシング可能な範囲を拡大したり,異なるセンシングデータを組み合わせることによる新たな利用方法を創出したりすることができよう。しかしながら,このような環境では,所望のセンサノードやWSNを検索・発見する必要がある。また,センサノードのプラットフォームの種類によって通信プロトコルやメッセージフォーマットは異なっているため,それに応じてセンシングデータの取得方法を変更する必要がある。そこで,本論文では複数のWSNが広域に分散する環境において,Peer to Peer(P2P)技術を適用することで,センサの種類や設置位置などの属性情報に基づいてセンサノードならびにWSN を検索・発見するとともに,P2Pネットワークを通じたセンシングデータの転送ならびにセンシングデータの要求や加工処理を行うセンシングサービスを提供する統合通信基盤を提案する。また,提案方式に基づいたシステムの実装を行い,異なる種類のセンサノードを用いたWSNを収容した測定環境において,センサノードの発見,センシングデータの転送ならびにセンシングサービスの利用にかかる処理時間の観点から性能を測定,評価する。(著者抄録)