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J-GLOBAL ID:200902234793413109   整理番号:09A0519724

CIP法によるMSW溶融フライアッシュから重金属の回収

Recovery of heavy metals from MSW molten fly ash by CIP method
著者 (4件):
資料名:
巻: 97  号: 1-2  ページ: 8-14  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: A0931B  ISSN: 0304-386X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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日本における都市ゴミ焼却炉(MSWI)固形残渣の溶融によって発生する溶融フライアッシュ(MFA)はPb,Zn,CuおよびCdのようなかなりの量の重金属を含む。それゆえ,MFAは有害な廃棄物として分類され無毒化あるいは二次原料として重金属の回収のための処理が必要となる。鉱石から金の回収のためのカーボンインパルプ技術と原理的に似ているキャリアーインパルプ(CIP)法を溶融フライアッシュからこれらの重金属を回収するために提案した。伝統的カーボンインパルププロセスと異なり,キャリアーインパルプ法におけるキャリアーすなわち吸着剤は炭素に限定されるばかりでなく;Fe粉末のような他の材料にも使用できる。加えて,磁気分離のような他の物理的技法も浸出パルプからキャリアーを得るために採用できる。バッチモードキャリアーインパルププロセスと考えられる本研究は10.2wt.%Zn,2.78wt.%Pb,0.14wt.%Cu,および0.12wt.%Cdを含むMSW溶融フライアッシュから重金属を回収するためにCIP法の適用を研究した。粒状活性炭素(GAC)をバッチ吸着試験において吸着剤としてそして浸出剤としてNaClを用いるCIP法を含む実験に利用した。活性化試験の効果は多成分システム中に存在する金属イオンの競合はGACに関するPb,Zn,CuおよびCdの吸着を抑制するが抑制をGAC投薬量の増加によって最小化できることを示した。Pb,Zn,CuおよびCdのおよそ90~100%を種々の条件でMFAから抽出した。最適条件(5kmol m-3NaCl,10gGAC,pH5~6,および3時間の処理時間)において,GACは57%Zn,40%Pb,90%Cu,および54%Cdを回収した。浸出試験はCIP処理した残渣からのPbの抽出は標準以下であり,したがって,日本におけるごみの埋立て指針を満足させることを確証した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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