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J-GLOBAL ID：200902235026179679   整理番号：08A1093581

高クロム鋼のΩ法によるクリープ寿命評価と組織安定性に関する研究

著者 (4件)： 中島英治 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  池田賢一 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  光原昌寿 (九大 大学院総合理工学府) ,  若井隆純 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review
ページ： 22-33  発行年： 2008年10月 
JST資料番号： L2149A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速炉用構造材料として最適な高クロム鋼開発への反映を目的として,高クロムマルテンサイト鋼のクリープ挙動とV/Nb添加量や微細構造との関連を検討して,次の成果を得た。1)VとNbの複合添加はクリープ破断時間を延ばす(11種類のV・Nb成分調整鋼種のクリープ破断時間の解析結果)。2)クリープ破断データのΩ法解析は寿命推定の評価法として有効である(何れの鋼種でもΩ値から推定される破断時間と実際の破断時間とは1:1の関係にある)。3)V添加量とマルテンサイト組織との関連は小さいが,Nb添加量が増えると,パケット粒径の微細化が起こる。4)V添加により,ラス境界にフィルム状析出物が生じ,この析出物はラス境界に広く被覆し,クリープ休強化に寄与する。5)全ての鋼種において,クリープ破断後の結晶粒<110>は応力方向に配向していた。6)Ω値は焼きならし温度により変化した。

シソーラス用語： FBR型原子炉 ,  *高合金鋼 ,  マルテンサイト ,  *クリープ破断試験 ,  ニオブ ,  バナジウム ,  金属組織

分類 (3件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  金属材料  (HC06020Z)

タイトルに関連する用語 (6件)： 高クロム鋼 ,  クリープ寿命 ,  評価 ,  組織 ,  安定性 ,  研究