文献
J-GLOBAL ID:200902235262947067   整理番号:09A1231882

藻類の光合成の調節には古くからある集光性タンパク質が不可欠である

An ancient light-harvesting protein is critical for the regulation of algal photosynthesis
著者 (10件):
資料名:
巻: 462  号: 7272  ページ: 518-521  発行年: 2009年11月26日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
光合成には光が必要だが,クロロフィルのような色素分子による光吸収によって深刻な酸化損傷が起こり,細胞死につながる可能性もある。光合成色素による過剰な光エネルギー吸収は,防御機構の進化につながった。この防御機構は数秒から数分の時間スケールで作用し,光化学系IIのクロロフィル分子のフィードバック調節を受けた脱励起を起こす(qE)。真核藻類は地球全体の一次生産に大きく貢献しているが,種子植物とは対照的に,そのqE機構についてはほとんど知られていない。今回我々は,単細胞の緑藻コナミドリムシ(Chlamydomonas reinhardtii)のqE欠失変異体npq4では,3種類あるLHCSR(以前はLI818とよばれていた)遺伝子のうち2つが欠失していることを明らかにする。LHCSRタンパク質は集光性タンパク質複合体スーパーファミリーに属する古いタンパク質で,紅藻と維管束植物以外の光合成真核生物に広くオルソログが存在する。Chlamydomonas類のqE活性は環境条件に応じて変わり,高照射光量条件下での成長によって誘導される。光が変化する環境でのnpq4変異体の適応度は野生型細胞に比べて低下しており,光量が大きく変動する環境における生存にLHCSRが必要なことが実証された。これらのデータは,植物と藻類は異なったタンパク質を用いて有害な余剰光エネルギーを消失させ,光合成装置を損傷から守っていることを示している。Copyright Nature Publishing Group 2009
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  光合成 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る