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J-GLOBAL ID：200902235263058967   整理番号：09A0584147

CrとNiの物質収支を考慮したステンレス鋼のマテリアルフロー分析

Material Stock and Flow Analysis of Stainless Steel Based on Mass Balances of Cr and Ni

著者 (5件)： 醍醐市朗 (東大 大学院工学系研究科) ,  松本祐一 (東大 大学院) ,  松本祐一 (東大 工) ,  松野泰也 (東大 大学院工学系研究科) ,  足立芳寛 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 鉄と鋼
巻： 95  号： 6  ページ： 506-514  発行年： 2009年06月01日 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究ではステンレス鋼のリサイクル促進に必要な日本におけるステンレス鋼のマテリアルフロー分析をステンレス鋼製造時のCrとNiの物質収支をもとに行った。以下の結論を得た。1)製造段階において,特殊鋼の生産も含めたCrとNiの物質収支を考慮することで.ステンレス鋼の製造時のCr,Ni,Feの各元素の物質収支から,ステンレス鋼材製造時の原料割合と生産物への消費割合を明らかにした。2)ステンレス鋼ならびに含有するCrとNiの社会蓄積量は輸出の影響により国内消費に対して比較的小さい。3)廃棄段階でのNi系ステンレス鋼の回収率は75%以上と高い,一方,Cr系ステンレス鋼のステンレス鋼の原料としての回収率は高くても35%程度である。4)Cr系ステンレス鋼のリサイクル性を高めるためには,自動車から発生するスクラップの回収に着目することが有効である。

シソーラス用語： *ステンレス鋼 ,  *リサイクル ,  *流れ図 ,  物質収支 ,  *クロム ,  *ニッケル ,  消費率 ,  回収率 ,  材料 ,  蓄積 ,  消費 ,  スクラップ
準シソーラス用語： *マテリアルフロー ,  自動車材料

分類 (3件)： 鉄鋼材料  (WE02000W) ,  廃棄物処理  (WA01085U) ,  物的流通  (KA08000O)

引用文献 (30件)：

• 1) International Stainless Steel Forum: Stainless and Heat Resisting Steel Crude Steel Production. http://www.worldstainless.org/Statistics/Crude/2006.htm (Status: 2008/07/22).
• 2) Japan Oil, Gas and Metals National Corporation: Kobutsu Shigen Material Flow 2004, 2005, 2006, and 2007, Kawasaki, (2005.6, 2005.12, 2007.12, and 2008.3).
• 3) T.Oshima, Y.Habara and K.Kuroda: ISIJ Int., 47 (2007), 359.
• 4) Ministry of Economics, Trade and Industry: Yearbook of Iron and Steel, Non-ferrous Metal, and Fabricated Metals Statistics, Economy, Trade and Industry Statistics Association, Tokyo, (1976–2001).
• 5) Tekko Shimbun Corp.: Tekko Nenkan FY 1999–2006, Tokyo, (2000–2007).

タイトルに関連する用語 (5件)： Cr ,  Ni ,  物質収支 ,  ステンレス鋼 ,  マテリアルフロー分析