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J-GLOBAL ID：200902235327231889   整理番号：09A0039571

フェムト秒光励起による銅酸化物超伝導体における超伝導凝縮体の蒸発制御

Controlled Vaporization of the Superconducting Condensate in Cuprate Superconductors by Femtosecond Photoexcitation

著者 (7件)： KUSAR P. (Jozef Stefan Inst., Ljubljana, SVN) ,  KABANOV V.V. (Jozef Stefan Inst., Ljubljana, SVN) ,  DEMSAR J. (Jozef Stefan Inst., Ljubljana, SVN) ,  DEMSAR J. (Univ. Konstanz, Konstanz, DEU) ,  MERTELJ T. (Jozef Stefan Inst., Ljubljana, SVN) ,  SUGAI S. (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  MIHAILOVIC D. (Jozef Stefan Inst., Ljubljana, SVN)
資料名： Physical Review Letters  (Physical Review Letters)
巻： 101  号： 22  ページ： 227001.1-227001.4  発行年： 2008年11月28日 
JST資料番号： H0070A  ISSN： 0031-9007  CODEN： PRLTAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： La_2-xSr_xCuO₄(x=0.1と0.15)における超伝導凝縮体の崩壊(気化)に必要なエネルギーと時間を測定して分析し,Bose粒子を媒介する気化の可能性を調べた。測定した気化エネルギーを熱力学的に測定した凝縮エネルギーと比べ,相当量のエネルギーが,気化過程で接着用Bose粒子浴に一時的に蓄えられることがわかった。スピンと格子熱容量が大きく異なるために,この効果は,対形成を媒介するBose粒子浴のタイプについて強い制約になる。対破壊動力学に関係するエネルギー緩和経路を分析して,凝縮体の破壊に関与するBose粒子励起を明かにして,この物質の超伝導性に係わる対形成Bose粒子に関する知見を求めた。実験結果は,スピンを媒介とする対破壊より,フォノンを媒介とする対破壊機構の可能性が高いことを示唆する。

シソーラス用語： ランタン化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  *銅化合物 ,  酸化物 ,  フェムト秒 ,  超伝導体 ,  超伝導 ,  Bose凝縮 ,  *Cooper対
準シソーラス用語： 光励起

分類 (1件)： 酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I)

タイトルに関連する用語 (6件)： フェムト秒 ,  光励起 ,  銅酸化物超伝導体 ,  伝導 ,  凝縮体 ,  蒸発