文献
J-GLOBAL ID:200902235376306061   整理番号:09A0459402

水溶液中の27MHz水晶振動子微量天秤への蛋白質の固定化に及ぼす付加質量の影響

Added Mass Effect on Immobilizations of Proteins on a 27 MHz Quartz Crystal Microbalance in Aqueous Solution
著者 (4件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 2268-2273  発行年: 2009年03月15日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
圧電素子水晶振動子微量天秤(QCM)は非常に感度の良く質量を測定することができるデバイスであり,空気相での質量センサとして使用されているが,最近では,水溶液でのQCMの適用が,生体分子相互作用のその場測定におけるツール,免疫センサなどのバイオセンサとして興味が持たれている。しかしながら,水溶液でのQCMの利用では,理想的なSauerbrey挙動からの偏差が観察される。水溶液での27MHz水晶振動子微量天秤(QCM)のAu表面に蛋白質を固定化する過程で,蛋白質の周囲水との相互作用によって,空気相中のものに比較して,明らかに大きな周波数変動(ΔFair及びΔFwater)が観察され,QCMのエネルギー移動モデルに基づいて,水溶液中の見かけの付加質量を水溶液と蛋白質の界面で摩擦力によって説明することができた。本研究では,27MHz QCMへの種々の蛋白質の固定化で得られた値[(-ΔFwater)/(-ΔFair)-1]を,超遠心分析で得られた拡散係数の逆数,また蛋白質データベースから計算した蛋白質の見かけ半径のような移動度パラメータに関連づけることができ,線形関係にあることを示した。したがって,蛋白質と水溶液の界面における摩擦効果によって,QCM上への蛋白質固定化でのΔFairよりも大きなΔFwaterを説明することができた。このことから,QCMが,水溶液においてさえ機械的振動に基づく質量センサになるであろうと考察した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
蛋白質・ペプチド一般  ,  質量,密度,比重の計測法・機器 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る