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J-GLOBAL ID：200902235734514143   整理番号：08A0860068

ワサビの人工光栽培に関する研究

著者 (3件)： 田中逸夫 (岐阜大 応用生物科学) ,  舟橋芳仁 (岐阜大 大学院農学研究科) ,  嶋津光鑑 (岐阜大 応用生物科学)
資料名： Eco-Engineering  (Eco-Engineering)
巻： 20  号： 3  ページ： 119-124  発行年： 2008年07月31日 
JST資料番号： L1390A  ISSN： 1347-0485  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ワサビの人工光を用いた閉鎖型施設栽培において,光強度と明期長がワサビの生育に及ぼす影響を調べた。その結果,乾物生産の効率が最も高い光強度(PPF)は110μmol/m²・sであった。290μmol/m²・sでは乾物率の上昇や小葉の発生が多くなり,葉の形状異常が生じた。290μmol/m²・sでは光阻害が起きていたと考えた。明期長は16時間で地上部の生体重および株全体の乾物重が最大となった。根の生体重は12時間区と16時間区とで同等で8時間区が最小であった。明期が長いほど葉面積が小さくなる傾向にあったが,SPAD値などの形態的な差異は認めなかった。

シソーラス用語： *ワサビ ,  施設栽培 ,  *光照射 ,  放射強度 ,  時間依存性 ,  葉 ,  根 ,  植物成長 ,  *栽培管理 ,  光強度 ,  植物生理

分類 (1件)： 野菜  (FC03043X)

引用文献 (18件)：

• Adachi, S., 1995: Wasabi cultivation. Shujunsha, Tokyo, 199pp.
• (足立昭三, 1995: ワサビ栽培. 秀潤社, 東京, 199pp.)
• Douglas, A. J. and Follett, J. M, 1992: Initial research on the production of water grown wasabi in the Waikato. Proc. Agron. Soc. N. Z. 22, 57-60.
• Horaguchi, K. and Murakami, K., 1995: 3. The basis of environment control. In Handbook of Environment Control in Biology (ed. by Jpn. Soc. Environ. Control Biol.), Yokendo, Tokyo, pp. 78.
• (洞口公俊·村上克介, 1995: 3. 環境調節の基礎. 生物環境調節ハンドブック(日本生物環境調節学会編), 養賢堂, 東京, pp. 78.)

タイトルに関連する用語 (4件)： ワサビ ,  人工光 ,  栽培 ,  研究