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J-GLOBAL ID:200902235785205196   整理番号:08A0616505

MALDI-TOF質量分析を用いたレクチンアフィニティークロマトグラフィーによる糖ペプチドの分析

Analysis of Glycopeptides Using Lectin Affinity Chromatography with MALDI-TOF Mass Spectrometry
著者 (10件):
資料名:
巻: 80  号: 10  ページ: 3693-3698  発行年: 2008年05月15日 
JST資料番号: A0395A  ISSN: 0003-2700  CODEN: ANCHAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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糖蛋白質における構造-機能関係を詳細に理解するためのグリコプロテオミクス分析でのレクチンカラムクロマトグラフィーは,多糖類及び糖ペプチドの分画に有用な技法であり,レクチンアフィニティーに基づいて糖ペプチドを分離することができる。シアル化α糖ペプチドの分離にはSambucus nigra凝集素(SNA)が,また高マンノース型多糖類の糖ペプチドの分離にはコンカナバリンA(Con A)が有用である。また現在,質量分析が糖ペプチドと多糖類の構造解明に有望な分析ツールであることから,本研究では,MALDI-TOF MS及びMALDI-QIT-TOF MSと組合わせたレクチン及びセルロース-カラムクロマトグラフィーによる糖ペプチドの感度の良い分析法を開発した。レクチン及びセルロースカラムクロマトグラフィーによって,糖蛋白質,トランスフェリン及びリボヌクレアーゼB混合物から糖ペプチドを分離した後,マトリックス支援レーザ脱離/飛行時間型イオン化(MALDI-TOF)質量分析によって構造を確認し,またMALDI四重極イオントラップ(Q1T)-TOF質量分析によって糖鎖形成部位のアミノ酸配列と位置を決定した。レクチンアフィニティカムクロマトグラフィーはMALDI-QIT-TOF MS分析のための糖ペプチド調製に効果的であった。MS/MSによってレクチンカラムへの結合特異性を,またフラグメントイオン分析によって多糖類構造を容易に予測することができた。ここに示した多重MS分析に必要な糖蛋白質量は約1nmolであり,プロテアーゼ温浸から多重MS分析まではわずか2dであった。このレクチンカラムクロマトグラフィーはN-グリコシル化ペプチドだけでなくO-グリコシル化ペプチドをも分画することができる。レクチンアフィニティークロマトグラフィーとMALDI-TOF MSの組合わせは糖ペプチド混合物分析の強力なツールであると考察した。
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分類 (3件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  クロマトグラフィー,電気泳動  ,  質量分析 
タイトルに関連する用語 (4件):
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